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ニッチ向け雑誌出版社のFuture、DailyRadarで多数のニュースアグリゲーションサイトを構築

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メディアの将来はアグリゲーションによって実現される。少なくともFuture USはそう考えて行動している。Future PLCの米国子会社でNintendo PowerGuitar World、およびMaximum PCなどのニッチ市場向けの雑誌を出版しているFuture USは、印刷媒体をウェブ上に転載するだけのアプローチとは少々異なる手法を試みている。その手法とは多くのニュースを見つけてきて掲載するBlipというサイトを始めた。これはTechmemeとDiggをあわせたようなサービスだ。Blipはウェブ上から主要な話題を集めてきて、そのヘッドラインをTechmeme風にまとめて表示する。但しBlipでは掲載されている話題について、Diggのような投票を行うこともできる。

Blipは話題毎に40ほどのサイトを用意している。たとえばTechBlipsEarthBlips、およびWrestlingBlipsなどがある。これらBlipsにはFutureのポータルであるDailyRadarからアクセスできるようになっている(ここにはゲーム、音楽、技術、エンタテイメント、およびスポーツなどに関する雑誌コンテンツも掲載されている)。Futureは大した宣伝も行わずに昨年8月からBlipsを運用しており、現在ではDailyRaderの2700万のユニークビジター(1年前、Blipsを開始するまでのユニークビジター数は1200万だった)のうち、930万人がBlip目当てであるそうだ。ただしこれはFutureの統計データだ。ComScoreによれば2009年3月時での全世界からのユニークビジターは1140万で、昨年9月は640万だった。

Blipのサイトは、昨年Futureが$3M(300万ドル)で買収したBallHypeを雛形に構築されたものだ。現在Futureは毎月半ダースほどの新しいBlipサイトを立ち上げている。サイトで用いられている技術では26,000の異なるニュースソース、ブログ、動画サイト、および写真サイトを評価してトピックスを生成している。ソースが編集者ないしレーダーによってホワイトリストに登録されれば、次回からそのソースからの情報もサイトに反映されることになる。ストーリーはリンク数、投票数、ニュースの新鮮さ(新しいニュースほどランクが高くなる)などにより順位付けして、ヘッドライン形式でまとめて表示される。

BlipによってFutureが他社に対して有意に立てるのか、あるいは印刷広告の下方スパイラルを脱却できるのかよくわからない。しかしこれは現在の環境に適応するための興味深い試みだとは感じる。TechBlipが直ちにTechMemeにとって替わるようなことはない。しかしAnimeBlips、CricketBlips、CraftBlips、GuitarWorldBlips、MommyBlips等のBlipは、ごく限定的なニッチを狙ったもので面白そうだ。ニッチ向けニュースを集約するだけでも面白い話だが、アグリゲーションサービスをさらに集約するというFutureの方式は規模の面で広告を集めるのに有利に働くことだろう。ただBlipはあまりに狭い範囲に訴求する形式で、Blipネットワーク共通の広告というのは効果がないかもしれない。母親たちにターゲティングしたいと考える際に、アニメファンが集うサイトに広告を出してもしょうがないだろう。

DailyRaderは、サイトで採用している技術を使ってインタラクティブなTrendmapも掲載している。ここにはサイト内で多く用いられているタグおよびキーワードが表示される。Terndmapは各カテゴリ毎に見ることができ、ウィジェットとしてサイトに掲載することもできる。下にもウィジェットを貼っておいてみた。

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(翻訳:Maeda, H)