iPhoneに乗ったPandoraの音楽販売が加速度的に好調

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Pandoraは主にインターネットラジオのコマーシャルで稼いでいる企業だが、今とくに伸びている部門は、ユーザがPandoraの上で聞いた曲をiTunesやAmazonのMP3サービスで購入することを狙った、アフィリエイト付きの音楽ダウンロードだ。そしてこの部門の大きな伸びを支えている主役が、iPhoneの上で行われるダウンロードだ。

ユーザが毎月Pandora上のアフィリエイトリンクから買う曲は、約100万曲だ。CTOのTom Conradはそう言った。そのうちの、がっちり20%が、iPhone上で使われているPandoraアプリケーションからだ。とくにiPhoneでは、iTunesのアプリを簡単に使えるからショッピングもしやすい。Pandoraを使える環境やマシンはとても多様で多いから、たった一種類の携帯電話で全体の20%というのは、うーんとうなってしまうすごい話だ。

でも実のところ、ぼく自身はそんなに驚いていない。Pandoraは以前から、すばらしい音楽発見サービスだ。それがiPhoneとペアを組むと、何でも揃った最新鋭の音楽マシンになる。2008年にいちばん多くダウンロードされたiPhoneアプリケーションが、何を隠そうPandoraだ。しかし先月、AppleがiTunesのすべてのトラックからDRMを削除してからは、音楽をこの方法で買うことの魅力が、なお一層大きくなった。これからは、出先で音楽を買い、家に帰ったら自分のコンピュータ上にそれを取り出し、どこででも聞けるようになる。

アフィリエイトの売上を増進しているもうひとつの要素が、まとめ買いオプションだ。これは、Pandora上の複数の曲をブックマークしておいて、それら全部をiTunesや Amazonからワンクリックで買える機能だ。Pandoraで音楽を買っているユーザの10%が、このまとめ買いをやっている、とConradは言う。

こういうアフィリエイトの売上データを、ちょっとおもしろい角度から見てみよう。Pandoraの毎月の売上が100万トラックなら、1年の売上高は$12M(1200万ドル)になる(その大部分はAppleとAmazonに行くが)。しかしそれでもPandoraは、地上局や衛星などを合わせた全放送の1%足らずだ。ここでPandoraが全放送の100%を占めたと仮定すると、これらのアフィリエイト付きトラックの売上高は1年で$1.2B(12億ドル)になる。Conradはそう言うのだ。

もちろんそれはありえないし、Pandoraが真剣に検討することでもないが、しかしConradの妄想の続きとしては、彼の調査ではPandoraで1曲買った人は同時によそから3曲から5曲ぐらい買っているそうだ。だからPandoraが全放送の100%なら、それは年商36億から60億ドルのビジネスになる。

なぜこんな仮定の話をするのかって? 昨年のレコード業界全体の売上がたったの46億ドルなんだ。だからアフィリエイト付きリンクのほうが、Webとモバイルでビッグビジネスになりうるんだよ。

iPhoneに乗る前から、PandoraはAmazonやiTunesにとってアフィリエイト購買を誘発するサイトのトップグループにいた。そして意外なことに、アフィリエイト購買における主な競合相手はオンラインの音楽サイトではなく、shopping.comのような検索&ショッピングエンジンだった。PandoraがiPhoneの上でほんの数か月で好成績を上げていることを見ても、これからはモバイルからのアフィリエイトによるショッピングが大きく伸びそうだと言える。

それに、将来もしもAppleが、アプリケーションがアプリケーションの中からiTunes にアクセスできるようにしたら、ショッピングはもっとしやすくなる。iPhone 3.0のアプリケーション内購買機能によって、そんなことがいずれできるようになるだろう。

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(翻訳:hiwa)