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SaaSでヘルプデスクを低価格で提供するZendesk、資金を調達してアメリカ進出へ

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Zendeskはデンマークのスタートアップだが、オンデマンド、クラウドベースのよく出来たヘルプデスク・サービスを提供している。同社はこのほど、額は不明だが、Charles River VentureからシリーズAの資金調達に成功し、ボストンにオフィスを開設するなど、世界的なマーケティングを行おうとしている。現在顧客の70%がアメリカ市場から来ていることを考えるとボストンでのオフィス開設は適切な措置だろう。

Zendeskはベンチャーキャピタルから今回調達した資金の額についてはコメントを避けたが、電話インタビューに答えて「さほど多額ではない」と示唆した。Zendeskは前回、PageFlakesの共同ファウンダー、Christoph Janzから$500,000のシード資金を調達している。

Zendeskはウェブ・ベースのSaaS(Software-as-a-Service)によるヘルプデスクだ。大企業から小企業まで多様なクライアントに対して、製品のエンドユーザーからのヘルプ、サポート依頼をオンラインでシンプルに処理する機能を提供する。Zendesk〔禅デスク〕とは面白いネーミングだが、このスタートアップではシステムを自社でホスティングしているので、ユーザーはユーザー登録後ほんの数分でへルプデスクを開設することができる。現在利用中のユーザーにはRackspace、Condé Nast、 MAXroam、Twitter、MSNBC、Scribdといった有名企業が含まれている。

Zendeskには無料のトライアル版があるが、こちらはかなり機能が限られている。サポート可能なエンドユーザー数が50人で、自社ブランドで運営することもできない。月額$19でサポート要員1名から月額$475でサポート要員25名まで有料パッケージは6種類ある(それぞれ30日の無料トライアルあり)。言うまでもないが、これらの料金は他のライバルに比べて圧倒的に安い。

Zendeskは不必要な機能をごてごてと盛り込んだり、間口を広げ過ぎたり(プロジェクト管理やToDoリストなど)せず、提供するサービスを自分の得意とする分野にきわめて鋭く絞り込んでいるところが私には好感が持てる。競争の激しい分野だが、Zendeskはあれこれと欲張らず、「エンドユーザーに対するヘルプデスク機能の提供」への絞り込みによって、相当のニッチ・マーケットを獲得することに成功しているのは立派だ。Zendeskはまたサードパーティーのデベロッパーが自分のアプリケーションにプラグインとして組み込めるよう、広汎なAPIを公開しているのもスマートだ。

Zendeskからは将来新たなニュースが期待できるだろう。

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(翻訳:Namekawa, U)