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SocialMediaが新インタラクティブ広告を発表。IDGがパートナーに

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ソーシャルなインタラクション(相互作用)は、現在ウェブを推進する原動力のひとつであり、TwitterとFacebookが共に目覚ましい勢いで成長している。しかし、ソーシャルネットワークを除けば、広告業界はこの分野への参入に大きく遅れをとっている。殆どのウェブページのバナー広告には、派手なロゴとたまに気の利いたことばが入っているだけで、〈あなた〉のためにパーソナライズされたコンテンツはない。

SocialMediaは、これまでソーシャルネットワーク広告に大きく重点を置いてきた広告会社で、この現状を変えようとしている。同社は、新しいインタラクティブ広告シリーズの提供を開始し、全体を「People Powered Ads」(仮訳:人力広告)と名付けた。ブランドがウェブのソーシャルな力を生かして、これまで以上に人を引き付ける広告を作れるようにするものだ。この発表に合わせて、同社は出版大手のIDG社が最初のパートナーになり、広告キャンペーンを展開するとともに、「People Powered Ads」のカスタマイズ版をIDG自身のAmplifyブランドで販売することを発表した。

Poeple Powered Adsのシリーズ第1弾目は、突如として多くのブランドにとって大きな魅力かつ脅威となったTwitterを中心に展開する。この主力となる広告ユニットは「Twitter Pulse」と呼ばれ、最新のつぶやきを、企業の商品名やブランド名をハイライトして表示する(カスタム版の埋め込み用Twitter検索といえる)。例えば、AppleがiPhone用のユニットを作れば、この人気デバイスについて語られた最新5件のつぶやきが表示される。この種の広告は非常に魅力的であると同時に、ブランドにとって脅威なのは、その商品を愚弄するつぶやきが表示される可能性もあることだ。これを補うためにSocialMediaでは、フランドが独自のフィルターを作り、ネガティブコメントや冒涜的なコメントを取り除いて選ばれたユーザーのつぶやきだけを表示できるようにしている。

SocialMediaは他にも「Twitter MegaPulse」という商品を提供しており、ブランドが自社にカスタマイズしたフィード専用のマイクロサイトを作ることができる。さらに「Twitter Sparq」では、ブランドが広告をTwitterクライアントに配信し、ユーザーを特定商品についてつぶやくよう招待することができる(そのつぶやきが後にTwitter Pulseに出る可能性も高い)。



新広告ユニットの2番目は「Friend to Friend」。SocialMediaは、3月に似たような商品である「Word of Mouth」(口コミ)を発売していて、これはユーザーに広告と対話するよう促し、その広告を友人が見たときに、ユーザーのレスポンスでカスタマイズされた広告が表示されるというもの。今回の商品は、それと同じことに加えてブランド企業のFacebook Fan Pageにあるコンテンツも利用できるようになった。ユーザーがFacebook Connect経由でSocialMediaにアクセスを許可すれば、カスタマイズされた広告が同ネットワーク外のサイトにも表示されるようになる。

次はコミュニティー型製品で、外部のソーシャルネットワークには頼っていない。「Community Poll」という広告ユニットは、ユーザーにある話題に関する意見を聞き、その結果を他の訪問者に見せる。最後が「Community Stream」で、ユーザーが特定の商品やブランドについてコメントを書くことができるもの(上のTwitter Pulseに似ているが、Twitterを使っていないユーザーでもコメントを残せる)。



オンライン広告の大部分が、いずれはユーザーやその友だちの好みに合わてカスタマイズされるようになるのは避けられないようで、その意味でSocialMediaは大きく他をリードしている。もっとも、フィルターのオプションがあるとはいえ、ユーザーの意見でカスタマイズされた広告という発想を多くのブランドが理解するまでには、必要以上に時間がかかりそうなので、広く行きわたるのはまだかなり先になるだろう。また、SocialMediaはユーザーが入力した情報を他と共有することの承認を得ているが、広告ユニットの中に自分の友だちがしょっちゅう現れる始めることに、はじめは反発があることも十分予想できる。

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(翻訳:Nob Takahashi)