オンライン文書共有のIssuu、バージョンアップでScribdを追撃

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Issuuはユーザーが簡単にPDFその他のフォーマットの文書をアップロードし、専用のウェブページないし、エンベッド可能な小さなウィジェットで閲覧できるようにするサービスだが、魅力をさらに高めるべくこのほどバージョンアップを行っていくつかの機能を追加した。われわれはローンチしたときからこのサービスが気に入っている。Issuuはこのジャンルでまともなインタフェースを提供した最初のサービスだった。Issuuの有力ライバルにはDocstocScribdがある。

Issuuによると、今回のバージョンアップは、無料ユーザーに対しても有料の企業ユーザーに対しても、コミュニティー機能の強化を図ったのだという。昨年、Issuu Proのベータ版が発表された。これは出版社、新聞社向けに雑誌や新聞をインターネットに公開する手段を提供するサービスだ。さらに、多様なデジタル機能の付加や閲覧方法のカスタマイズもできる。Issue自身はコンテンツに広告を表示しない。(雑誌や新聞にもとも掲載されていた広告はそのまま残る)。 出版社、新聞社はコンテンツの閲覧回数に応じて課金される。料金は表示1千回について$1.10から$19。

今回Issuuはこのエンタープライズ向けサービスのベータテストを終了し、本番運用を開始した。これにともない料金体系は、文書数、閲覧回数にかかわらず月額$19の固定料金制に変更された。またIssuuは有料・無料どちらのユーザーの専用ホームページのデザインを改良し、ユーザーがアップロードした文書がどのように閲覧されているか、購読者数などの統計を掲載し、ニュースフィードも提供するようにした。

またIssuuは今回、グループ機能を発表した。これは読者が文書を好みのテーマに沿ってグループ化し、それについて友達と会話できるようにするもの。誰でも簡単に文書グループを設定し、そのグループに友達を招待することができる。読者はf文書直接グループに追加することもできるし、文書を読みながらブックマークすることでグループ化することもできる。グループはどんなテーマについても作成でき、非公開にもできるし、公開することもできる。たとえば、“Travelthe Worldというグループには旅行ガイド関係の文書がグループ化されている。

Issueはエンベッド機能も改良した。雑誌、パワーポイントなdのスライドショー、テキストなど複数の閲覧モードがサポートされ、エンベッド・ウィジェットから直接フルスクリーン・モードに移行することもできるようになった。すべてのウィジェットには共有メニュー(YouTubeにあるようなもの)が加わり、ユーザーはウィジェットの中かエンベッドや検索ができるようになった。ウェブサイトにはd、Libraryという機能が追加された。これは使いやすい管理ツールで、文書の編集、整理、公開、エンベッドなどの作業が行える。

文書共有サービスには大きな需要があり、ユーザー数は急速に増加している。ライバルのScribdにもコミュニティー機能があり、Issuuと同様、グループを作成して友達を招待することができる。Scribdにも無料版と企業向け有料版がある。3月のComScoreのデータによると、ScribdはIssuuやDocstocなどのライバルにはっきり差をつけて、世界で1200万のユニーク訪問者を集めている。Docstocがユニーク訪問者289万で2位、Issuuは240万で3位だった。しかしIssuuの新しいインタフェースとさまざまな新機能は使いやすいうえにビジュアル的にも魅力的だ。Scribdは現在、文書共有サービスのリーダーだが、IssuuとDocstocもイノベーションを続けている。やはり競争は進歩の源だ。

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(翻訳:Namekawa, U)