Facebookが最大のOpenID Relying Party(RP)になる

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FacebookがRP(relying party)になった今日(米国時間5/18)は、OpenIDにとって大きな加速の機会だ。これまで大企業は、新聞に載りたいためにOpenIDのサポートを発表するものの、実装は遅々として進まない/進めないというところが多かったから、Facebookの動きはOpenIDの大きな勝利でもある。FacebookはOpenIDをサポートする意思を4月に発表し、それから1か月足らずで実現した。

では、ユーザにとって何が変わるのか? これからはユーザは、FacebookのアカウントをGmailのアカウントや、そのほかのOpenIDプロバイダのアカウントに結びつけることができる。たとえばGmailにログインしてメッセージを見ているとき、Facebookを訪ねたら、Facebookにあらためてログインする必要がない。ユーザはすでに、Facebookにもログインしているのだ。これから新たにFacebookの会員になる人も、自分のGmailアカウントでFacebookに登録できる。

さて、FacebookはOpenIDという船に乗った初めての大企業ではなくて、すでにGoogle、Microsoftなど数社が採用している。しかし彼らのほとんどは”issuing parties”でしかない。つまりそのサイトのアカウントでほかのOpenIDサポートサイトにアクセスできるが、彼らは”relying parties, RP”ではないので、ほかのサイト/サービスで作られたOpenIDによるログインを受け入れない。だから、GmailのアカウントでFacebookにログインするのはOKだが、MicrosoftのOpenIDアカウントでGoogleのサービスを利用することはできない。

Facebookの今後の宣伝や普及活動にもよるが、うまくいけばOpenIDの名前を一般社会に広めることができるだろう(今はまだ、名前を知らない人がほとんどだし、知ってる人も「複雑でよく分からん!」と感じている)。でも、Facebookの積極採用がきっかけとなって、GoogleやYahooなどの大手が今すぐRPになるとは期待できない。

Facebookはそもそも最初から、RPだ。つまり、“FacebookのID”というものはなくて、ユーザがすでに持っている(大学や個人の)メールアドレスがログインIDだ。だから、OpenIDをサポートしたからといって、失うものは何もない。GoogleやMicrosoftなどはサイト独自のアカウントに対して多様なサービスを提供しているから、それを捨てさせるのはなかなか難しい。

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(翻訳:hiwa)