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レコード業界が失敗したTotalMusicプロジェクトが新居Project Playlistで再生へ

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TotalMusicをおぼえている人はいるかな? Sony BMGとUMGが作って失敗した音楽プロジェクトで、それは最初からFacebookの音楽プラットホームになることを目指していた(結局Facebookはそれを断った)。その遺産を最近Project Playlistが買い取った。このトラブル続きの音楽ストリーミングスタートアップは、先月CEOをMySpaceに取られたばかりで、しかも昨年の後半以降、大手レコード会社からの訴訟をいくつも抱え込んでいる。

Playlistはどうやら、TotalMusicがFacebookへの求愛活動中に開発したツールやAPIを利用するらしいが、詳細はまだよく分からない。TotalMusicの魅力とイノベーションの核は、そのユニークなライセンス方式で、パブリッシャー(当時の目当てとしてはFacebook)には無料で音楽ストリーミングをさせて、レコード会社はユーザデータと広告収入をもらうというもの。ただし、この契約方式そのものは今でもTotalMusicが属人非公開技術の一環として一般公開していないからPlaylistは利用できない。しかも、まずいことに、今回の買収によって“無駄な人員”が10名あまり発生し、その人たちはクビになる。

とはいえ、この買収はProject Playlistの法廷闘争に光が見えてきた兆しかもしれない…そもそもUMGはTotalMusicの創設に関与した企業だし、同社が買収にからんでいたのなら、今後はPlaylistとまともなビジネス関係を築く意思があるのかもしれない。そうすると、訴訟を取り下げないのはWarner一社だけとなる(EMIは3月に同社のカタログをPlaylistにライセンスする決定をしたから、もう訴訟の原告ではない)。

さらにPlaylistは、Sony/ATVおよびEMIとの音楽提供契約の停止を発表した。それまで同社は、彼らのカタログのストリーミング権利を保有していたが、今度からは実際に曲を売れるようになる。

このほど弊社は、デジタルカタログの管理と報告システムであるTotalMusic LLCの資産と従業員を取得いたしました。この取得は、弊社がストリーミング音楽サービスを提供していくための重要な基盤であり、またeコマースの展開やAPIの提供の点でも、弊社が次世代のデジタル音楽サービスを弊社のユーザに提供していくうえできわめて重要です。

本日弊社は、TotalMusicの資産をPlaylistの運営に統合化いたします。その結果弊社は、一部の領域における重複を解決するために、PlaylistとTotal Music両社の社員の一部に去っていただかなければなりません。それは、弊社が手放す人材の才能の問題ではなく、むしろ、無駄のない組織と混乱のない企業構造を維持する責任を持つ弊社としての、やむを得ざる措置です。2つの企業が合併するときにはよく起きることですが、決して容易なことではありません。

ポジティブな側面としては、弊社は弊社が今取り組んでいる進歩を誇りに感じております。Total Musicの取得と、Sony ATVおよびEMI Publishingとの最近のライセンス合意により、弊社はこのところ毎日のように新しい機能やサービスを開発しており、それらの機能やサービスは弊社の4500万の忠実なユーザとの結びつきを強め、弊社および音楽コンテンツパートナー各社の新たな収益機会を作り出すものと信じております。今後にご期待ください!

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(翻訳:hiwa)