健康情報のコミュニティTruseraが公式に閉鎖へ
このブログ記事によれば、ユーザが健康問題への対処の仕方をお互いに共有化できる、いわゆるHealth 2.0のコミュニティTruseraが、5月27日に公式に閉鎖する。本誌はTruseraが閉鎖するかもしれないと3月に報じたが、そのときすでに同社は資金がほとんど枯渇していた。
元Amazonの役員Keith Schorschが作ったTruseraは、1年近く前のロンチした。Truseraは、同じ健康問題を抱えている人びとの出会いの場を志向した。ユーザの趣味、住所、年齢層などでユーザをグループ化する仕組みもあった。自分が属するグループのメンバから新しい投稿があると、メールで通知が来た。つまりユーザは、頻繁にサイトを訪れて新しい情報を探さなくてもよいのだ。
ブログ記事の中でTruseraのサイトマネージャが、資金枯渇のより運営を続行できないと書いている。斬新なサイトで、熱心なファンが着実に増えていたが、でもやはり小さすぎた。Health 2.0の世界は競争が激しくて生き残るのが難しい。Medpedia、PatientsLikeMeなど多くの競合サイトがあり、いずれもフォーラム(掲示板)を使って健康情報の共有化を行っている。
閉鎖後のTruseraは、サイトの情報とその使命を述べたトップページだけを残し、そのほかの機能をすべて不能にする。サイトのコンテンツは保全を図り、今後新たな資金が得られた場合に備えるという。
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(翻訳:hiwa)