調査レポート:iPhoneアプリの価格は下がっている

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Distimoは、ゆっくりだが確実に浸透しつつあるモバイルアプリケーション配布・モニターサービス市場に参入したオランダの新興企業で、このたびAppleのApp Storeに関する興味深い調査結果を発表した。そこには、iPhoneアプリの価格についての注目すべき発見と、価格がランキングに及ぼす影響の大きさが報告されている。

将来Distimoは、あらゆるアプリケーションストア(Android、Blackberry等)の市場データを、米国の概要レポートは無料で、他の国々や特定分野の状況については有料サービスとして毎月提供する計画だ。まずはアプリストアの老舗であるAppleを手始めに、2009年4月の公表されているデータに基づいてレポートの第一弾を公開した。ここでダウンロードできる

中身をざっと見たところでの、このレポートで注目すべき点を以下に挙げてみた。

1)iPhoneアプリの価格は下がっている

一ヵ月間のデータだけで結論を出すのは早すぎるかもしれないが、Distimoが最近の人気iPhoneアプリ上位100本の価格を比較したところ、明らかに下降していることがわかった。同社は今後もしばらくこの傾向が続くと予測している。数字でみると、4月のトップ100アプリの合計価格は$244で、前月の$265から7.9%減少している。平均価格を下げている主な要因は、$0.99アプリが増えたことで、4月末には53本あるが、4月1日には42本しかなかった。

2)人気上位はエンターテイメントとコミュニケーションアプリ

さして驚く結果ではない。もっとも私は今でもiPhoneはビジネス目的にもすばらしいデバイスだと考えているのだが。注目すべきだと思ったのは、トップ100アプリケーションの顔ぶれが無料アプリ、有料アプリとも毎日必ず変わっていることで、これは恐ろしく移ろいやすい市場であることを意味している。無料アプリ部門では、ゲーム、ソーシャルネットワーキング、エンターテイメンとの各部門が人気で、ベスト10にそれぞれ3本、2本、1本登場している。有料部門では、ゲームがさらに人気でトップ10のうち5本を占めている。

無料アプリのトップ5:Skype、Facebook、iFighter Lite、Pandora Radio、iHandy Level Free
有料アプリのトップ5:Flight Control、Pocket God、ParkingLot、Flick Fishing、 MLB.com At Bat 2009

3)有料アプリの方がランキング上位に長く留まっている

Distimoの調べによると、無料アプリ有料アプリともにランキング上位を維持するのは容易ではないが、有料アプリの方が無料アプリよりも長く留まる傾向にある。一番人気の有料アプリ(Flight Control)は、連続22日間ランキングトップを守ったが、無料アプリの一番人気(Skype)は、7日間しか1位の座に居られなかった。

4)1/4近いアプリが4月中にアップデートされた

4月にトップ100に入っていた全無料アプリおよび有料アプリのうち、83本が同月中にアップデート版をリリースした。これはトップ100アプリの24%にあたる。

5)低価格=高ランク(逆も真)

Distimoは、人気アプリ上位3本について、価格の変動に伴うランキングと価格の関係を分析した。最初に調べたアプリがZombieville USA(最初のグラフ)だ。4月1日からランキングは一貫して下がり続け、4/1に4位だったものが4/11には8位だった。4月12日にアプリの価格が$1.99から$0.99に下がった。これがランキングに即効を及ぼし4/10の12位から4/14には5位に上がった。Fieldrunners(2番目のグラフ)も同じような効果を見せている。

Bowmanアプリ(3番目のグラフ)も状況は似ている。このアプリの価格は4月22日に$0.99から$1.99に上がった。5位だったランキングは急落し、4月30日にはトップ100中49位まで下がった。

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(翻訳:Nob Takahashi)