Apple Tablet(タブレット型小型コンピュータ)について今分かっていること

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Apple Tabletに関する新しい証拠が今日(米国時間5/21)上がってきた。本誌がこの製品を初めて記事にしたのは昨年の暮れで、そのころ中国のOEMたちに話が持ち込まれたらしい。詳しい情報はまだ乏しいが、それはリークが少ないせいではないだろう。むしろAppleは、画面サイズのような重要なスペックをまだ秘密にしているのだろう。

昨年の噂では画面サイズが7〜9インチだったが、今日の情報では10インチまでに拡大された。本誌独自の情報筋も、10インチもありうると言っている。

最終価格もまだ分からないが、まあ500から1000ドルといったところか。発売日は今年の秋から来年の初めへと延期されたそうだ。本誌が確認した情報によると、iPodとiPhoneのチームから大量の人員がこのプロジェクトに送り込まれた。

つまり、Appleのタブレット機は噂ではなくホンモノだ。

オペレーティングシステムのベースはiPhone OSだろう。iPhone OSのベースはMacのOS Xだ。何人かのアプリケーションデベロッパが、画面サイズの大きい製品用のOSのコードらしきものを見たと言っている。

ということは、Apple TabletでもApp Storeが重要な要素になる。とくにゲーム機として人気が出そうだ。

画面サイズは、さっき言ったようにたぶん10インチ、そしてCPUはiPhoneに使われているSamsung ARM11またはAppleが2008年に買収したP.A.Semiの独自機種、と考えるのが自然だろう。

今ラップトップ(ノートパソコン)でいちばん多く使われているCPUは電力を大食いするIntelのデュアルコアだが、それを使うと大きな電池を搭載しなければならないから、Appleが採用することはまずありえないだろう。

しかしMacbook Airはデュアルコアマシンでしかも厚さはわずか1インチだ。それを考えると、デュアルコアのApple Tabletを想像できなくはない。ただし、お値段が2000ドルにはなるはず。

CPUについて、消費電力ではなく処理能力で考えるなら、携帯電話やネットブックといったローエンド機で競合しているARMやAtomは影が薄くなる。どちらも、インターネットの閲覧には力不足だ…たとえばARM機ではFlashのビデオなどをまともに見れない。IntelのAtomも、フルスクリーン(全画面)のビデオやHDのビデオはスキップしないと見れないから、ARMと似たり寄ったりだ。AtomはARMの2〜3倍高く、しかも消費電力が相当大きい。Appleは、iPhoneの上でARMのクロックを下げて電池寿命を稼いでいる。もちろんそのためにパフォーマンスは落ちる。

大ヒット間違いなし

本誌のCrunchPadに関する記事を見ると、消費者のあいだでこのような機種への要望が大きいことが分かる。それはカウチポテトならぬカウチコンピュータ〔ソファなどに寝そべって使うコンピュータ〕として理想的だし、ノートブックでもネットブックでもないまったく新しい種類のコンピュータの登場を意味するだろう。今は誰もがiPhoneなどの小さな画面にまごついているが、Appleがみんなを救ってくれる。価格と、中国における生産能力、売れ行きの上限を決めるのはこの二つの要素だけだ。…とぼくは思うけど。

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(翻訳:hiwa)