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Facebook、ロシアの投資グループより$10Bの評価による$200Mの出資を受け入れ

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piles_moneyFacebookが、ロシアの投資グループであるDigital Sky Technologies(DST)より、噂されていた$200M(2億ドル)の出資を受け入れた。DSTのFacebookに対する評価額は$10B(100億ドル)で、株式の1.96%を取得する。この出資に対する見返りとしての取締役の椅子は用意されないようだ。しかしDSTも2億ドルの出資で、優先株を手にすることとなった。

マイクロソフトが優先株を購入した際、同社によるFacebookの評価額は$15B(150億ドル)だった。以来、市場は低迷期に入り、40億ドルから60億ドル内外で種々の評価算定が行われていた。また、Facebookは最近、投資の見返りとして取締役の座を要求した$8B(80億ドル)の評価による出資を断っている。本日(米国時間5/26)行われた電話会議にて、CEOのMark Zuckerbergは他の投資家からのアプローチもあったことを明かし、「今後誰と一緒にやっていくのかの選択権は完全に我々の側にあった」と述べている。DST側の優先株の要求を受け入れた一因は、一般株の個人売買における値動きを考えた際、その方が評価額を希望通りに設定しやすかったことだろう。

もちろん今回の出資受け入れは一般株の評価にも影響を及ぼすこととなる。DSTは既存の従業員ないし投資家から$100M(1億ドル)分の一般株を購入するオプションも取得している。但し一般株の購入は、異なる企業評価に基づいて行われる別取引とするような話らしかった(update:確かにそうだと確認が取れた)。Facebookは昨年、従業員に対して個人投資家に対して株式を売却するプログラムを提示したが、そのプログラムは未だ稼働していない。FacebookはDSTとの一般株売買取引により、一部の従業員に株式を売却させ、長い付き合いとなるDSTに株式を保有させようと見込んでいるようだ。

COOのSheryl Sandbergは最近、Facebookに資金は必要ないと述べているが、今回の資金注入により回線やストレージの増強ないしエンジニアリング等、成長に向けて投資が行えることとなった。

電話会議にてCEOのMark Zuckerbergは、今回の投資資金はFacebookにとって予備資金となり、戦略展開における柔軟性(買収等)をもたらすものだと述べている。但し、運用方針について現在は何のプランもないとのこと。但しどうしても必要な企業を買収するのに2億ドルが十分かどうかはわからない(以前Twitterを巡る話もあった)。またZuckerbergは、今回の投資はあくまでバッファーとしてのものであり、キャッシュフローをプラスに転じるためのものなどではないとも語っている。キャッシュフローの黒字化は2010年の達成目標であり、またFacebookは既に五期連続でEBITDAでプラスとなっており、六期目に入っているとのことだ。

IPOについてはどうだろうか。「当面のところ、誰もそのことについては考えていません。私たちの直近の目標ではありません」とZuckerbergは言っている。

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(翻訳:Maeda, H)