Steve Ballmer / スティーブ・バルマー
Carol Bartz

D7の噂―YahooのBartz、 MicrosoftのBallmerと会談か?

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昨日(米国時間5/27)、YahooのCEO、Carol BartzがD7カンファレンスで、「もし腐るほど大金を積まれたら、Microsoftに検索ビジネスを売ってもいい」答えたのは単に仮定の質問に答えただけではなかったのかもしれない。新たな交渉の開始を告げる号砲だったかもしれない。昨夜遅く会場に飛び交った噂を信ずるなら、Bartzは今朝MicrosoftのCEO、Steve Ballmerと会談するという。Ballmerもこのカンファレンスに参加しており、今日スピーチを行う予定になっている。この2人は検索事業と広告に関して4月に話し合いを再開している。

昨年夏、YahooはMicrosoftの全社買収の申し出に引き続き検索事業買収の申し出も拒絶している。しかしそれはBartzが1月にYahooの新CEOに就任する以前の話だ。3月にはBallmerはBartzに対し、交渉に復帰するよう公に要請した。昨日、Bartzはその後2人は話をしたかと尋ねられて、「多少ね」と答えている。

もしBallmerが今朝Bartzと話をするなら、単に「腐るほどの大金」を払う用意があると申し出るだけでは足りないだろう。Bartzは昨日、検索エンジンから生成されるデータはYahooの広告事業全般に対してのみならず、各サービスのユーザー体験の改善にも決定的に重要な役割を果たしているとはっきり言明した。しかしBartzはまた、当初CEOに就任した時点に比べて、検索事業における提携の可能性により前向きになっていることも示唆した。

われわれの態度は「絶対に売らない」ではなく「適切な条件なら〔交渉の余地がある〕」に変わっています。こういうことには相手があるわけで、この場合の相手はたいへんなお金持ちです。一方、われわれには貴重なデータがある。誰でもわかるとおり、こういう場合には何らかの取引が可能です。

もし検索事業を入手できるのならMicrosoftが金に糸目はつけないことは確かだ。BallmerはMicrosoft独自の全く新しい検索エンジン(部内ではKumoと呼ばれているが、おそらくBingと命名されるはず)を今日発表する予定だ。MicrosoftはこのKumo/BingプロジェクトのPRキャンペーンのためだけになんと$80M(8千万ドル)から$100M(1億ドル)を使う予定だという。そういうわけだから、検索事業の提携では両社のデータの共有方法が難問となるはずだ。だから今日すぐに何か発表が行われる可能性はないだろう。しかし、両者が話し合いを再開していることは事実と思われる。

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(翻訳:Namekawa, U)