シーッ。Blekkoはまだ調理中。そっとしておこう

次の記事

警告:またも新手のTwitterワーム登場―“Best Video”とあったらクリックしないこと

検索エンジンの生活も楽ではない。第一に、Googleと直接対抗しないものを作ることがそもそも困難である。誇大宣伝(Googleキラー!) は、それを仕掛けたのが当の会社であろうとなかろうと、失望を呼ぶことは避けられない。

例えば、Cuilは歩く屍だし、Wikia Searchは屍そのものだ。他の意欲的なプロジェクトも、SearchMeはユーザーの反応に熱気がなく、Wolfram Alphaの行きすぎたハイプは信用をなくす結果を招いている。

検索スタートアップに常識のかけらでもあれば、公開前の過剰なハイプは望まない。その戦略がいかにうまくいかないかを証明する屍なら身近にいくらでもある。

しかしその一方で、意欲的なスタートアップたちは優れたエンジニアを雇わなければならず、大金が必要だ。ウェブをクロールして索引を作るには金もかかるし大量のサーバーがいる。サーバーはタダではない。だから、スタートアップが人を雇い資金を集めるためには最少限の認知度は必要だ。

新しい検索エンジンのスタートアップ、Blekkoは、公開前の報道をどこで始め、どこで終りにするべきか正確に探ろうとしているところだ。同社はこれまで殆ど口を開くことがなく、大きな約束も一切していない。われわれが最初にこの会社を紹介した のは2008年の初めで、その後著名な投資家たちがこのプロジェクトに資金を投じたことを報じてきた。

しかし、それっきりだ。この会社は報道を望まないことをはっきりと宣言していて、殆どのブロガーや記者たちがそれを尊重してきた。しかも、同社ウェブサイトにあるのは可愛いらしい紙袋の人形だけだ。トンデモない約束の類は何ひとつしていない。われわれは会社のロゴだけでもくれるように頼まなくてはならなかった(CrunchBaseの会社ロゴにあの人形を使うのはひどすぎるので)。

では、昨日今日のわずかなざわめきは何なのか。同社は今年中にスタートを目指して準備中であり、それに向けて資金を集めているところだ。そして商品の内容をもう少しだけ見せはじめた。われわれは感銘を受けた。みんなも同じだ

果たしてBlekkoはGoogleキラーなのか。私はそうは思わない。会社もそんなことは言っていない。しかし私は、この会社の検索サービスは実にすばらしいので、多くの人たちが気に入るだろうと思っている。公開の準備が整って記事を書ける時が来るのを楽しみにしている。

しかしそれまでは、彼らの望みどおりに製品を完全に仕入げられるよう、そっとしておきたい。事前に誇大宣伝した検索エンジンが、Googleキラーでなかったというだけで、公開一週間後に失敗呼ばわりされるところだけは見たくないからね。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)