ようこそiPhone 3G S。「S」はスピードのS

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本日(米国時間6/8)のWWDC基調講演で、Appleが新しくiPhone 3G Sを発表した。1年前に登場したiPhone 3Gの後継機だ。米国では6月19日に提供開始されるこの新型iPhoneでは、これまで要望されてきたことの多くが実現されている。加えて、Appleが購買者たちにPalm Preを忘れさせたいと期待しているに違いない何かがそこにはある。

まず、新iPhoneは現行モデルよりも明らかに速い。「S」が意味するところはまさにそれ、「Speed」だ。殆どのアプリケーションが少なくとも2倍は速くなるとAppleは言っている。CPUやRAMについての詳細は公表されていないが、RAMは倍増され、CPUも最近われわれが延々書いてきたように大幅に強化されていることは間違いない。新機種に、AT&Tが提供を予定している高速3Gネットワークに対応したチップが載っているかどうかについては発表がなかったが、これも入っているとみて間違いないだろう。

他の改良点はわれわれの予想どおりだった。内蔵カメラが3Mピクセルにアップグレードされ、ようやくオートフォーカスもついた。Google Ionで同じようなカメラを何週間か使ってみたが、今のiPhoneと比べるのがおかしくなるほどすばらしい。そして噂どおり、このiPhoneではビデオも撮れる。AppleはこれをiPhone3Gでは禁止してきたが、無認可アプリでは可能だった。

さらには音声コントロール。しゃべるだけで電話をかけられるのはもちろん、iPhoneでの曲再生も声で制御できる。「キラーズの曲をかけて」と言えば、そうしてくれる。「今流れている曲は?」と電話に聞けば、答えてくれる。さらには「これと同じような曲をかけて」と言えば、iTunens Geniusが立ち上がる。これはすごそうだ。

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しかし、この新型iPhoneで最も重要な改良点といえば、バッテリー寿命が延びたことだろう。Appleによると、iPhone 3G SはWiFi上で9時間連続してウェブサーフィンできるという。現在のiPhoneでは6時間だ。ただし、通話時間は今と変わらず5時間。

iPhone 3G Sのモデルは容量が2種類、それぞれ白と黒の2色がある。ローエンドの16GB版は$199。ハイエンドの32GB版は$299だ。価格は前年と変わらないが、容量が倍増した。

先週末にPalm Preが売り出された時のみんなの一致した意見が、全般的にPreの方がiPhoneより高速だということだった。この新CPUとRAM増加、ダウンロード高速化などによって、再びiPhone側優勢へとシフトする公算が強い。

ただ私は今でも、iPhone 3G Sという名前は間抜けだと思うし、ひどく紛わしくてiPhone 3Gの複数形の話かと思う人もいるだろう。それはともかく、速くて、少しきれいになって、バッテリーが良くなったことが私は嬉しい。

上に書いたように、iPhone 3G Sは、米国では6月19日発売され他の殆どの国では7月7日に発売開始される。

アップデートでも今すぐ買うのは損

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(翻訳:Nob Takahashi)