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ユーザも広告主も喜ぶオンライン広告の優等生someecards, クリックスルーに代わる強力な方式とは?

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YouTubeもストリームのブームに乗る–ビデオ共有化を完全自動化

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オンライン広告は、どれもこれもださい。たしかに、クリックスルーはネットならではの便利な仕組みだが、でも率直に言って、ユーザをだまして広告をクリックさせるものが、ほとんどじゃないかな。説得力のある広告を通じてブランド知名度を上げるという、夢と理想はどこへ行ったんだい? でもしかしsomeecardsはなかなかいい線行ってると思う。しかも同社は、日に日に良くなってる。

someecardsのあの、お笑いグリーティングカードを、見たことのある人は少なくないだろう。画像はどれも頑固に白黒のみで、しかもわざと古くさい絵ばっかり使っている。そんなの見たことないと思う人は、この記事にちりばめた実物を見ていただきたい。ああ、これなら見たことあるよ、という人が多いだろう。でも、同社がこれらのカードの一部に広告を載せていることは、たぶんみなさん知らなかっただろう。たとえば同社のカードには、人気テレビ番組のWeedsBridezillas、靴のメーカーPuma、テキーラの有名ブランドJose Cuervoなどの広告が載っている。

広告の入れ方が天才的だ。カードはふつうのカードとまったく同じで、おもしろいテキストと絵があるが、わずかに広告も載っている。数週間前に、Weedsの広告入りのカードがネット上を飛び交っているのを見て、このことに気がついた。すぐにWeedsの広告が目に入ったぐらいだから、広告の載せ方がうまいのだ。Webページを見るとき、広告を無視する人が最近は多いが、このカードのように広告がコンテンツの一部になっていると、自然に見てしまうのだ。

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もちろん、こんなやり方ができないコンテンツもあるが、このカードではできる。“このやり方だと、広告に親近感を持つんだよ”、someecardsの協同ファウンダDuncan Mitchellはそう言った。

それに、メインページの上ではカードの回りに通常の広告もあるが、同社は、カードを囲んでいる広告や、ビデオの映像を隠す広告などは、コンテンツの魅力を損なっていると認める。だから、コンテンツそのものの中に広告を入れたほうがずっとましなのだ。“(広告があろうとなかろうと)おもしろいものはおもしろいのさ”と協同ファウンダのBrook Lundyは言う。

Mitchellによると、オンライン広告でクリックスルーに固執する広告主はいまだに多いが、“しぶしぶながらそれを捨てようとしている”企業も出始めているそうだ。someecardsは、URL短縮サービスbit.lyを使ってカードの共有数を数えている。Mitchellによれば、広告主たちは、カードがTwitterやFacebookなどの上で口コミ的に広まっていく様子を見るのが好きだそうだ。そして、共有化による人から人への広がりが強力なマーケティングツールであることを、理解し始めている。

someecardsは次の広告戦略としてビデオをねらっている。数週間後に同社は、初めてのビデオ広告として、Comedy Centralが制作した番組の広告キャンペーンを開始する。ビデオは、カード上のメッセージと同じくとても短くて、わずか15秒だが、その中で俳優たちが、someecardsのライターたちが書いた対話のシナリオを演ずる。つまりそれは、ビデオ版のカードだ。

カード上の広告キャンペーンは、利用を希望する企業の待ち行列ができていて、その中には製薬会社や公共広告もある。おもしろそうだね。以下は、広告入りカードの傑作の一部だ。

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(翻訳:hiwa)