Google Voiceの秘密兵器はナンバーポータビリティー

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Google Voice(元GrandCentral)は、きわめて影響力のあるサービスだ。つい数ヵ月前の3月に再スタートしたとき、われわれはGoogle Voiceの熱烈なるレビューを書いた。

ひとたびこのサービスに加入してしまえば、あなたは生涯電話番号で悩む必要がなくなる。誰にどの番号を教えたらよいかを心配する必要はない。ただ一つの番号、Google Voice番号を教えれば、あとは誰からの電話か、自分がどこにいるかに応じてルールを決めておくだけでよい。

しかし切り替えの代償は小さくない。全員に新しい番号を知らせて、そちらを使ってもらわなくてはならない。新しい名刺を印刷するのにも金がかかる。多くの人たちにとって、このサービスに完全に移行することは、荷が重すぎる。さらには、電話をかけたりテキストメッセージを送った時には、相手にはGoogle Voiceの番号ではなく、使っているデバイスの電話番号が伝えられる。相手は、その番号を登録しておかないと誰からの電話かわからない。そして一たび登録してしまえば、その番号を使うようになり、Google Voiceのあのすばらしいボイスメールや転送機能が迂回されてしまう。

しかしGoogleには、このいずれの問題にも対応できる計画があるらしい。まずはナンバー・ポータビリティーから。

現在Google Voiceに登録すると新しい電話番号が発行される。しかし、われわれが確認したところによると、ごくわずかな人たちは自分の既存の番号をGoogleに移行しているらしい(Googleは電話番号の管理をLevel3というサービスに委託している)。米国では、あらゆる番号を別のサービスプロバイダーに移行することが可能で、携帯番号をLevel3のようなVOIPに移行することもできる。

今のところGoogleはこのサービスを試行しているだけらしいが、Google内部の筋によると今年中にはナンバーポータビリティーを標準サービスとして提供し始めるらしい。そうなれば、今使っている番号をGoogleに永久移行して、乗り替えコストをなくすことができる。

つまり、今の携帯番号をGoogleに移行したら、あとは好きな機種を使って電話を受けることができる。これは、Google Voiceにとって非常に強力な特徴だ。

それでも、そのデバイスからかかってきた通話には、デバイスに割り振られた番号が表示される。しかしGoogleはこれにも対応する。聞くところによると、Googleは主要スマートホン向けに、電話をかけると自動的にGoogle Voice経由でかかるようにするアプリを準備しているらしい。つまり電話をかけた相手には、発信者番号としてGoogle Voiceの番号が表示されるということだ。

私はあらゆる手段を使って、一日でも早く私の携帯番号をGoogleに移行しようとしているところだ。移行するためにはAT&Tに$175の手数料を払う必要があるが、その価値はある。Googleが健在である限り、ばかげた米国通信キャリアーに束縛されることがなくなる。いつでもテスト用の機種をメイン機として使える。自宅でiPhoneが全く使えないので、家にいるときはVoIPでかけてくれと頼む必要もない。代わりに、かかってくる電話を全部Vonage[VoIPプロバイダー]に回せばよい。かけた人には区別がつかない。

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(翻訳:Nob Takahashi)