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クールなスライドショーのAnimotoはすでに黒字化達成―さらに資金調達して全力疾走中

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forum_c7ff0629_spinal_tap_but_it_goes_to_eleven現在、大半のスタートアップは収入を犠牲にしてもユーザーを拡大する戦略を選んでいる。ところが、Animotoは例外だ。両方を同時にやってのけた。2007年8月のローンチ以来、このサービスは75万の登録ユーザーを獲得したが、そのうち10%が有料サービスの利用者だ。その結果、同社は昨年12月以来キャッシュフローは黒字を続けているとCEOのBrad Jeffersonはわれわれに語った。このまま続けていってもよいわけだが、成功し始めたスタートアップの常として、さらなる事業拡張を目指すこととなった。

そこでAnimotoは同社として2回目で、かつ最大となる$4.4M(440万ドル)の資金調達を行った。シリーズBのラウンドをリードしたのはMadrona Venture Groupだ。「すでにビジネスモデルは確立されている。われわれはあらゆる面でさらに積極的に事業を行っていきたい」とJeffersonは言う。ロードマップのうちで特に重要なのは、提携先を増やしてサービスの配信範囲を拡張することだ。現在の提携先の一つ、iStockphotoのファウンダーのBruce Livingstoneも今回の投資者に加わっている。

Animotoというサービスの名前を始めて聞く読者のために説明しておくと、ユーザーが写真と音楽をアップロードすると、AnimotoはクールなBGM入りスライドショーを自動的に作ってくれる。どこかがクールなのか? Animotoのテクノロジーは音楽を解析し、リズムや曲調の変化に同期してスライドショーを作ることができる。その結果、音楽に合わせてスライドが表示される。またさまざまな遷移効果も巧みに利用される。われはわれはごく初期からのAnimotoのファンだ。過去記事はここここここに。

比較的最近力を入れるようになった分野は携帯だ。12月にiPhone上の写真と音楽からスライドショーが作れるiPhoneアプリを作ったところ、現在ユーザーは30万に上っている。 Animotoはすでに何か月も前からバージョンアップを申請しているのだが、なぜかAppleの承認が得られていないそうだ。Jeffersonは「なぜそんなに待たされているのか理解できない。オリジナルのバージョンと比べてそれほど大きな差はないはず」と不満だ。Appleはあるいはこのアプリが本家のサイトでの有料アカウントへの登録を勧誘するのが気に入らないのかもしれない。Jeffersonは「この点についてはiPhone3.0でアプリ内からの購入が可能になったのですぐに修正したい」としている。修正版では、ウェブサイトと同額の1本あたり$3(またはそれ以下)の料金で長時間のスライドショーが作成できるようになる。

もう一つ、Animotoが追加資金を必要とした理由は、スライドショーに写真だけでなくビデオクリップも使えるようにするためだ。Jeffersonは詳しいことは語らなかったが、下にエンベッドしたWebbyのビデオをご覧いただきたい。動画が部分的に挿入されている。今年のWebbyでAnimotoは最優秀サービスとアプリケーション部門の審査員賞とユーザー人気賞を受賞している。

「われわれは人工知能の動画作成への応用の入口に立ったばかりだ」とJeffersonは言う。「われわれはユーザーがストーリー性のある高品質なビデオを簡単に制作できるようにしたい。つまり短編ドキュメンタリーのような感じのビデオだ。現在われわれはこれを音楽との同期という形で実現しているが、将来は画像に添付されたメタデータをベースにマッシュアップができるようにしたい」

Animotoは現在までに5月に行われたAmazonからの投資を含め総額$5M(500万ドル)の資金を調達している。それ以前には、数名の個人投資家が60万ドルを投資している。Madrona、Livingston、Amazon以外の投資家にはJeff Clavier’sSoftTech VCが含まれる。Madrona Venture Groupのマネージング・ディレクター、Matt McIlwainは今回の投資の一環としてAnimotoの取締役に就任した。

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(翻訳:Namekawa, U)