携帯電話のカメラを使い、現実世界の上にデジタル情報を表示するLayar

次の記事

ハッシュタグ #iranelection で見るイラン抗議行動の衝撃画像

Layarは、今週末ひとびとの注目を集め、多くの記事でも扱われた。スペインで行われたMobile 2.0 Europeには私も参加して帰ってきたばかりだが、そこでも同様の状態だった(現地で見せて貰ったデモビデオを記事末に掲載しておく)。

Layerは「現実拡張ブラウザ」とでも言うもので、携帯電話(現在のところAndroid携帯のみをサポートしている)のカメラをビュワーとして、情報ポータルとして利用したり、ビジネス検索エンジンとして利用するためのものだ。簡単に言えば、カメラに表示されるものの上に各種情報をオーバーレイ表示する。何かを見たり、探したりする際に、現実世界の上にさまざまなデジタルデータを重ねて表示してくれる。

今住んでいるアパートや家の近くに新しい物件を探しているとしよう。通りを歩きながら携帯電話を使って眺めれば不動産広告をすべて並べて表示して、詳細情報や価格なども表示してくれる。友だちが、ある場所についての情報をソーシャルネットワークに書き込めば(Tweets Nearby)、それを見ることができる。携帯電話のカメラをオンにするだけで、訪問中の街でATMや公共交通機関などの情報を見つけることができる。Google Local Searchと連動しているので、見えている場所の評判(レストランやバーなど)や連絡先情報が表示され、ワンクリックで電話をかけることもできる。

こういったことがすべてLayarを使って行える(ないし、すぐにもできるようになる)。1分以内にまだまだたくさんの利用例を挙げることができる。このアプリケーションに非常に多くの可能性があることがおわかりいただけることと思う。

Layarは次世代のスマートフォンおよびその周辺プラットフォームによってもたらされる新たな可能性を提示してくれる、新世代アプリケーションのひとつだと言ってよいだろう。携帯電話の性能向上も相俟って、創造的開発者やサービスプロバイダから、どのような新サービスが提供されるのか、楽しみにもなってくる。ひとつだけ望みを言うならば、ゲーム方面への参入は、しばらく後にしてもらいたいと考えている。

詳しい使い方については、Engadgetのビデオをご覧いただきたい。尚、iPhone 3G S版が気になっているということであれば、今年の秋に発表される予定だそうだ(すぐに使えないのは残念だ)。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)