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OTOYがモバイル対応サービスを開始, ケータイが強力なゲーム機に変身するぞ

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先週本誌は、OTOYを紹介するビデオを掲載した。OTOYは、もうすぐ一般公開されるサーバサイドレンダリングサービス*で、複雑な3DゲームをユーザのWebブラウザ上にストリーミングする。プラグインや、長時間のダウンロードはまったく要らなくて、ブラウザを開いたらすぐに、HD画質でストリーミングされるCrysisやGTA4をプレイできるから、感動ものだ。〔*: server-side rendering service, 画面・画像の作成を完全にサーバ上で行って、ブラウザはそれをストリーミングで受け取って表示するだけ、というクライアント低負担サービス。〕

OTOYは、ブラウザがあるデバイスなら何でもOKと言っていたが、今日それを証明するビデオを入手した。下のビデオを見ると分かるが、OTOYはCrysisやGTA 4のような最新のゲームを携帯電話にもストリーミングで提供する。



このビデオで使われている携帯電話は、昨年の夏に発売されたSamsung Omniaだ(つまり最新機種でなくてもOTOYのサービスを使える)。ブラウザは最初から内蔵されているものを使えるから、ダウンロードもインストールも何も要らない。しかも、Xboxのゲームパッドを無線で使える。OTOYの戦略担当最高役員(Chief Strategy Officer, CSO)Mark Tsengによれば、今はいろいろなコントロール方式を開発中であり、携帯電話の加速度計や、画面上の仮想コントローラ、Xboxのコントローラのような外部装置でもゲームをコントロールできるようにしたいそうだ。

OTOYを利用できる接続形式はWi-Fiまたは3Gだが、帯域は1.5メガビット/秒程度の非力なもので十分。ただしTsengによれば、Wi-Fiがベストだ。今後はiPhoneでも使えるようになるし、いずれはどんなデバイスにも対応したいと。Palm Pre、Android、そしてそのほかのスマートフォンの上でも使ってみたいね。料金体系は、近く決まり次第発表するそうだ。

これはなにしろすごいサービスですよ。ケータイからWorld of Warcraftの奇襲に参加したり、Grand Theft Autoのミッションをクリアしたりできるんだから。ぼくが見たところでは、とくにMMOに最適だね。熱心なプレーヤーは、自宅以外の場所でもプレーしたいだろうからね。

iPhoneのゲームはグラフィクスがけっこう複雑だし、iPhone 3GSともなればさらに高度なグラフィクスが可能だ。このように携帯電話のグラフィクスは、3Dを自力でレンダリングできるぐらい強力になっているけど、昔も今も、高性能なゲーム機やPCにはかなわない。しかも、最新機種のケータイでないと最新のゲームを遊べなかったりする。でもOTOYなら、ゲームのための計算処理はすべてサーバ上で行われるから、古い非力な機種でも十分だ。

ただし、ケータイ上のストリーミングゲームには、それなりの問題もある。まずPCと違ってケータイは、場所によっては接続状態が不安定だ。だからあちこち移動しながらゲームをするのは難しい場合がある。でも、移動せずにできればWi-Fiを使えという制約があっても、熱心なゲームファンはそれを障害とは感じずにOTOYに飛びつくだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))