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米政府、電動セダン生産に向けTesla社に$465Mを融資

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本日(米国時間6/23)ミシガン州ディアボーンのフォード・リサーチセンターで行われた会見で、米国エネルギー省は、総額$25B(250億ドル)に上る自動車業界支援制度の第一次融資枠の詳細を発表した。フォード社に$5.9B(59億ドル)が融資されるほか、シリコンバレーの電気自動車メーカーTesla Motorsが、$465M(4億6500万ドル)の融資を受ける。この資金は、Modern Sセダンおよび、独メルセデス社などの自動車会社にライセンス供給している電動駆動部の製造に向けられる。先月、メルセデスの親会社であるダイムラーも、$50M(500万ドル)を投資してTesla株式の10%を取得した。これでTeslaに対する出資および融資の総額は$200M(2億ドル)を越えた。今回の政府からの融資を含めると、総資産調達額は$700M(7億ドル)に達する。

政府が自動車メーカーに対して、低燃費車の製造を支援するために融資枠を設けることになれば、資金の一部は電気自動車が設計図の上から道路へと送り出されるために使われる。Teslaでは融資額のうち$365M(3億6500万ドル)をModel Sセダンの生産促進に、残りの$100M(1億ドル)を、現在賃借の最終交渉に入っているカリフォルニア州の電気駆動部製造工場に投入する計画だ。

Teslaの共同ファウンダーの一人であるMartin Eberhardが起こした訴訟の申し立てに反論する昨日の長文フログ記事の最後の部分で、Tesla社CEOのElon Muskが、全電動スポーツカー、Roadsterの生産を増強した結果、恐らく来月には利益を生む見込みであることを明かしている。また、Model Sセダンの予約注文に関して、一週目の500台から1000台に増えたことも書かれている。減税分を含めて約5万ドルのModel Sは、Roadsterの約半分の価格だ。記事中Muskは、Roadsterのおかげでセダンを作ることができたことついて語っている。

Tesla社は、第1号車種が比較的高価であるという事実を批判されることがある。これは、われわれが富裕層のためのスポーツカーが不足してるのを狙ってのことだと示唆するものだ。電気自動車への移行が起きるためには、手の届く価格でなければならないのは当然だ。しかし、技術躍進を目指す小さなスタートアップが、最初に採用する現実的な選択肢としては、Roadsterのように少量生産で比較的高価な製品しかあり得ない。どんな分野でも、新しい技術が量産に最適化するまでにはいくつか段階が必要だが、われわれの競先相手は、150年の歴史と何兆ドルもが投じられたガソリン自動車なのだ。

しかし、できるだけ早くそこへ到達しようと努力していることは、はっきりさせておきたい。私がTeslaを支援するために、これほどの時間と金を注ぎ込む最大の理由は、電気自動車への移行を早めたいからだ。これは、投資リターンの可能性を比較した結果、一番簡単に金になるのが自動車業界だった、という話ではない。Teslaが出資者たちに十分なリターンをもたらすことを私は確信しているが、自動車会社を作ることは、金儲けの方法としては難物の一つなのである。

この$465M(4億6500万ドル)が役に立つに違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi)