YouTubeが半透明オーバレイによるほかのサイトへのリンク機能を一般公開–ビデオの関連サイトへ行くのが簡単に

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明日(米国時間6/30)YouTubeは、同社の一連の広告製品にとても重要な新機能を加える。それはとくに、政治家、企業や製品、慈善団体などにとって重要な意味を持つだろう。これからその新機能を説明するが、ほとんどの読者が、そんなの前からあったんじゃない?と思うかもしれない。

その製品の公式名はCall-To-Action Overlay(アクションを惹起するオーバレイ)で、通常の広告と同じぐらい単純な仕組みだ。それは、今見ているページの上に出る(オーバレイされる)半透明なポップアップで、その中に別のWebサイトのリンクがある。たとえばぼくなら、TechCrunchのビデオの上にそのオーバレイを置いて、ユーザにそのビデオに関する記事を読ませようとするだろう。というわけで、きわめて簡単な仕組みだ。

でも、誰も信じないかもしれないが、YouTubeにはこれまでこの機能がなかった。これまで、YouTubeのビデオを見る人に別のサイトへ行かせたかったら、ページの右上の作者コメントの中にリンクを書くしかない…それはほとんど無視されるだろう。注記にもリンクを書けるが、それはほかのYouTubeビデオのリンクだけだ。前(さき)の大統領選で、オバマ候補はYouTubeを利用しまくったが、ビデオをみた視聴者がオバマ氏の選挙戦ホームページを覗いてみたいと思ったら、そのURLを手入力するしかなかった。次の大統領選では、そういう面倒で不便なことがなくなるのだ。

ではなぜ、YouTubeはこれまでこの、あって当然のような機能を実装しなかったのだろう? それは、ビューを稼がなければならないYouTubeのようなサイトは、ユーザによそへ行ってほしくないからだ。だからこれまでずっと導入をためらっていたと思われるが、今回やっと、欠点の克服を決意したのだ。このオーバレイを入れることができるのは、YouTubeの「CPC Promoted Videos(CPC奨励ビデオ)」 だけだ。もちろんYouTubeにふつうの広告料は払うが、Call-To-Actionオーバレイの使用料というものはない。

この機能はこれまで、一部のパートナーや非営利団体に使ってもらってテストしていたが、結果はきわめて好評だった。3月にはcharity:waterという慈善団体がたった一つのビデオにオーバレイを載せただけで、1日で1万ドルの寄付を集めた。数名の政治家も試用中で、これを提出議案への賛成署名集めに使っている。こちらも、使いたいという政治家がこのところ増えている。

今のところ、この機能の利用者は限られている。企業は製品紹介のページへのリンクを載せるだろうし、(本誌のような)出版者は関連記事のリンクを載せるだろう。もちろん政治家は、選挙戦のホームページや提出議案のページを見てもらいたい。でも今後は、もっとクリエイティブな使い方がいろいろ出てくるのではないか。それはちょうど、YouTubeの注記がビデオによるアドベンチャー作りに使われたように。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))