Google、ついにGmail、ドキュメント、カレンダー、Googleトークからベータを外す

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Googleのベータ時代は終わりを告げようとしている。少なくともメジャーなアプリに関してはそうだ。われわれが2か月前に予測したとおり、今日(米国時間7/7)、GoogleはGmail、Googleカレンダー、Googleドキュメント、Googleトークからベータのラベルを外した。もうそろそろそうしてよい時期だった。たとえば、検索を別にすればGoogleでもっとも人気のあるサービスとなっているGmailは、5年前にスタートしており、たいていのスタートアップより歴史が古い。

Gmailはすでにウェブメールを代表するサービスとなっており、いつまでも「ベータ」の陰に隠れているわけにはいくまい。comScoreによると、アメリカ市場で、この1年でGmailは48%の成長を遂げ、3600万のユニーク・ユーザーを集めて3位のAOL Mail(4千万ユーザー、6%ダウン)に急速に迫りつつある。Windows Live Hotmail (4600万、1%ダウン)が2位、首位はYahoo Mail(9800万ユーザー、13%アップ)で、さすがに強い。世界市場では、Gmailは5月に1億4600万ユーザーを集めて、Yahoo Mai、Hotmailの約半数、AOL Mailの3倍となっている。

Googleドキュメント(2006年スタート)、カレンダー(2007年)、Googleトーク(2005年)はGmailほどの人気はないが、それぞれすでに成熟したアプリだ。ただし、ここへ来てGoogleがベータを外す決定をした理由は純然たるマーケティング上の配慮だ。これらのアプリをGoogle Appsにバンドルして1ユーザー、1年あたり$50で企業に販売している関係上、いつまでもベータと名乗っているわけにいかなくなったのだ。Googleのエンタープライズ部門の製品管理責任者、Matt Glotzbachは「ベータというラベルを外すのは企業ユーザーのためだ。一部の企業ユーザーはベータ版は採用できないと言っている。一般ユーザーにとってはどちらでもよいことだろう」と私に語った。

Google Appsはすでに200万近い企業で利用されており、数億ドルの収入をGoogleにもたらしている。この不景気で企業のCIOが経費削減に血眼になっているのが追い風となり、Googleにとって非常に利益の上がるサイドビジネスとなってきた。今日、Googleは企業ユーザー向けに新機能を2つ追加した。一つは秘書やアシスタントにGmailのアクセス権限を与えることができるようになった。また、コンプライアンスのために記録の保持機能が強化された。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01