大新聞に比べて少部数の新聞はもっとあとに死ぬかもしれない

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新聞大手にとってさらに悪いニュースだ。Inland Press Associationの最近の調査分析によると、少部数の新聞に比べて部数の大きな新聞ほど経営が大きく悪化している。新聞評論家Alan Mutterの報告によると、過去5年間では、大手の新聞社ほど利益の落ち込み幅が大きい。部数が8万部以上の新聞では、2004年以降、営業利益は100%以上減少した。つまり、赤字転落である。

Inland Pressの調査対象は、全国120の新聞だ。部数が15000未満の新聞はまあまあの成績で、同じ5年間で広告収入は4.3%増加した。しかし営業利益は65%近くの減少だ。8万部以上の新聞の100%の落ち込みに比べるとましだが、なにしろ減少は減少だ。部数が5万〜8万の新聞は、利益が83%減少、部数2万5千〜5万のところは90%の減少だった。

もう一つの朗報: 少部数の新聞では案内広告(三行広告)が今でも好調だ。案内広告の売上は軒並み落ち込んでいるが、少部数の新聞では逆に伸びている。Inlandの調査報告書によると、部数が15000に満たない某紙は2004〜2008の間に案内広告の収入を210.4%増加させた。ただし、それでも、そこの営業利益は30%近く減少した。

新聞全体では、2004年から2008年にかけて広告収入は13.5%減少した。しかし新聞広告の落ち込みは、もうニュースとしては聞き飽きたかもしれない。奇妙なことに、最大大手の2008年の営業利益率は12%だったそうだ。Mutterによれば、12%の利益率はWal-Martの2008年の利益率より大きい。

12%の利益率を上げた新聞社を含むグループの、5年間の営業利益の減少率が100%あまりである件についてInland Pressは、各社のデータのばらつきが大きいせいだろうと言う。いずれにしても、個々の新聞社の数値は報告書に載っていない。各社のこの調査への協力は、匿名が条件だった。報道を天職とする新聞社が、匿名とはね。

これらの数値(増加率〜減少率)の計算方法にも問題があるのかもしれないが、いずれにしても、新聞の未来についてバラ色の絵を描くことは不可能だ。少部数の新聞も、それは死なない/生き延びるということではなくて、死期が大手に比べてやや遅くなるだけだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))