携帯カメラを使った現実拡張サービスを提供するLayar、開発社向けにAPIを公開

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Layarを提供するSPRXmobileの動きが急となっている。LayarというのはAndroid向けに提供されている現実拡張ブラウザ(ARブラウザ)のことだ。アプリケーションがファンファーレを伴ってデビューしたのは3週間前のこと。そしてSPRXmobileはLayarのキーとなる機能を、新たに用意したAPIを通じていくつかの開発社に公開することとした(SPRXmobileの共同設立者であるRaimo van der Kleinに対するインタビュー動画もご参照頂きたい)。APIに興味のある方はこちらのリンク先にあるリクエストフォームに必要事項を記入して申請する。SPRXmobileがその中から50社を選んで、サードパーティー製Layarサービス構築に必要なドキュメント、ツール、およびテスト環境を提供する。

モバイル向けARブラウザ市場への参入者は徐々に増えている。端末および端末上で動作するオペレーティングシステムが、これまでにない速度で技術的進化を続ける中、この分野に興味を持つ企業が増加してきているのだ。TechCrunchと同系統の記事を提供しているVenturebeatでも最近ARブラウザに関する興味深い記事を掲載している。記事の中ではLayarの他にTonchidotSekai CameraMobilizyWikiTudeを取り上げている。このARアプリケーション分野にはIBMも参入している。

この分野に於いても、最終的に問題となるのはコンテンツ面もさることながら、できるだけ多くのプラットフォームをサポートすることだ。利用できる範囲を広げないことにはARブラウザの世界でメインストリームの地位を獲得することはできない。LayarはAPIを公開して、自社システムを採用するアプリケーションを広めていくという面で先鞭をつけた。個人的にはSPRXmobileの採っている方向性は正しいものだと感じる。どの程度の開発社がAPIを利用したいと考えているのか、興味深いところだ。

この分野の話題はこれから増していくものと思われる。

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(翻訳:Maeda, H)