名刺を廃絶しよう運動でY CombinatorがBumpにシード資金を提供, すでにユーザ数94万

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昨年の夏にぼくは、名刺の悪口をさんざん書いた。名刺は“ノン・デジタルで手渡しされる最後の情報であり、しかも今や何の役にも立たない”と書いたし、それから10か月後の今でも、ますますそう思っている。握手もそうだけど、名刺もやはり、無意味で面倒な過去の遺物だ。もらった名刺は引き出しに放り込むから、引き出しは名刺の洪水になり、ますます厄介者だ(ビーフジャーキーで作った名刺なら歓迎するが)。もちろん、名刺スキャナーを使えばデジタイズできるが、そもそも名刺がなければそんなものも要らない。

この問題のソリューションを提供してくれそうなのが、Bump Technologiesというモバイルアプリケーションのデベロッパだ。それは、ユーザが自分のケータイを軽くたたくだけで、自分の名前などの情報が相手に届くアプリケーションだ。そしてこの小さなスタートアップに、朗報が訪れた。Y Combinatorが同社にシード資金を提供し、またアプリケーションのユーザも今着実に増えている。

Bumpのアプリケーションは今はiPhone用だけだが、今後はAndroidなどそのほかのスマートフォンにも提供していく計画だ。アプリケーションの使い方はかなり簡単で、まずその場の全員がこのアプリを動かしていることが前提。そうすると、あとは電話機を軽くたたくだけだ。電話機の加速時計がデータを出力すると、電話機は現在の位置データをクラウドに送る。するとBumpのサーバが、同じ場所にいる人を探す。そして、相手の写真が自分のケータイの画面に現れる。この人とデータを交換したいか、判断する。文章で書くとややこしそうだが、実際の操作は数秒で終わる。このようなアプリケーションはBumpが初めてではないが(TapulousFriend Bookが、App Storeのロンチの直後からある)、でもよくできてる。

現時点の誰にでも分かる欠点は、ネットに接続してないと使えないこと。今後Bumpは、iPhoneのBluetoothを使って電話機同士でデータを送れるようにする予定だ。それに今のところは、iPhoneを持っててBumpのアプリケーションをインストールしている人同士でないとだめだ。まあ、初めて会う見ず知らずの人には、奇蹟を期待しよう。



でも、Bumpは良いスタートを切ったと言える。今現在94万人のユーザがいて、そのうちの14万人が最近のアップデートに2日以内に対応した。とてもアクティブなユーザが多いのだね。最新バージョンでは、氏名などコンタクト情報のほかに写真も送れる。さらに今後は、どんなデータでも送れるようになる…送金もできるようになると、すごいけどね。

Bumpや、NameoMe2などが名刺交換のデジタル化に取り組んでいることは嬉しいが、でも、ワイヤレスの簡単なデータ転送や交換相手を見つける方法に、携帯電話の業界全体としての標準規格がないのは(各社/各アプリケーションでやり方がばらばらなのは)馬鹿げてるよ。Palmは10年も前に、そんな技術を完成しているけどね。標準化はすぐには無理だろうけど、でもBumpには明るい未来がありそうだな。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))