Coolirisのビジネスモデル:広告の掲載もこうやればクールに見える
Coolirisについてはあまり取り上げてこなかった。Palo AltoにあるCoolirisは、3D Wallというプラグインを利用して、FlickrやFacebookの写真、およびYouTubeの動画を格好良く閲覧するための機能を提供している。プラグインはInternet Explorer、Safari、およびFirefox用が公開済み。対応ブラウザを利用しているのにまだCoolirisを試していないなら、ぜひ試してみる価値はある。また記事下にはFlashを利用したCooliris Embed Wallも貼っておいた。
ところでVCの出資しているCoolirisは本日(米国時間7/16)、同社の先進的プロダクトを用いて収益化を目指す枠組みを発表した。その枠組みとは組込用のCooliris Embed Wallに広告を入れ込むPublisher Networkの構築だ。
CoolirisはマーケットエージェンシーのOMDおよび大手クライアントのInfinitiと提携しており、新たな広告ソリューションは既に稼働している。この広告は、基本的に新たに立ち上げたPublisher Networkのフォトウォールに表示される写真群の中にInfiniti Gコンバーチブルの広告キャンペーン画像を埋め込むというもの。具体的にはYahoo! News、Golf.com、New York Magazine、およびStyle.comなどのサイトに掲載されている。実際の様子はNew York Magazineのサイトないし下に掲載したスクリーンショットでご覧いただける。これを見るとCoolirisがどのような形で広告を掲載するのかがおわかり頂けるだろう。
個人的にはCoolirisおよび、Coolirisの試みている収益化の手法は大いに気に入っている。以前にもいろいろな企業の試みている、先端的な広告面での戦略について紹介している。このような試みは非常に興味深いものだ。Online Publishers Associationにも、このような試みに注目して欲しいものだ。ディスプレイ広告のサイズを大きくするなんてアイデアは、ウェブサイトを訪問する人を苛立たせるだけで、掲載サイトの抱える問題を何ら解決することにはならないことに気付いてもらいたい。
Yahoo! News Photosで見るCooliris
Embedded 3D Wall(どうやらFirefoxではうまく動作しないようだ)
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(翻訳:Maeda, H)