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Face.com―顔認識技術でFacebookの写真を一括タグづけできるサービス

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Photo Tagger - Results

Face.comが最初のFacebookアプリ、Photo Finderを去る3月にローンチしたときには、このアプリが利用している顔認識技術が大きな話題になった。Photo FinderはFacebookの写真アルバムをスキャンし、ユーザーやその友達が写っている写真を、タグが付与されていなくとも、顔認識で見つけ出してくれる。アルファ版とされていたが、驚くほど完成度の高いアプリだった。照明が暗かったり、解像度が低かったり、サングラスをかけていたりしても非常に高い精度で人物認識に成功する。ローンチ以来、PhotoFinderはすでに15億枚の写真をスキャンし、230万人の人物を同定している。これはちょっとした記録だ。

今日(米国時間7/21)、Face.comはまた一歩を進めて、新しいFacebookアプリ、Photo Taggerを発表した。これは同社の顔認識技術をさらに効率的に利用できるサービスで、大量の人物写真に一括してタグづけを可能にする。

われわれは先着300人分の招待枠をもらっている。ただし警告しておくが、Photo Taggerは吸血鬼のように時間を吸いつくして仕事の邪魔をするタイプのアプリだ。後で苦情を言わないでもらいたい。アルファ版への申込みはこちらから

Photo Taggerの目的はごくシンプルだ。Facebookの写真アルバムをスキャンし、写っている人物の名前でタグを付与するという生産性ツールだ。大量の写真をアップロードしているユーザーにとって便利なのはもちろんだが、それほどたくさんの写真をアップしていない普通のユーザーにとっても、いちいち人物の名前でタグづけする手間を省けて非常にありがたいアプリだ。

さいわいなことに、どちらのタイプのユーザーにとってもPhoto TaggerはPhoto Finder同様、とても使いやすく、正確に動作する。ユーザーはまず最初に自分または友達の写真アルバムの一つを選ぶ。アルバムを直接ブラウズしてもいいし、ユーザー名またはアルバム名(誕生日、休暇、飲み会など)で検索してもよい。ここでアプリは顔認識処理を開始する。処理速度はきわめて速く、100枚以上の写真を含むアルバムの処理にも30秒とかからない。

スキャンが完了すると、処理の要約レポートと「Facebookに保存」ボタン(これについて次に説明する)が表示される。Facesビューを開くと、スキャンした結果。同一人物の可能性があと判定された写真のサムネールがグループ分けされて表示される。また類似性が判別できなかった人物写真も表示される。下のスクリーンショットで一番下に表示されているのが、他の顔写真と同一だとして分類できなかった写真だ。

ここから生産性ツールの本領が発揮される。Photo Taggerには、自動的に示されたタグ候補をそのまま確定させたり、変更したりできる方法がいくつか用意されている。まず、グループ全体に一括適用されるApprove〔承認〕とChange All〔すべて変更〕というボタンがある。2番目の方法は個別編集で、それぞれのサムネールにオーバーレイされたボタンを利用する。

さてここで前に触れたFacebookに保存するボタンについて説明しよう。Photo Taggerで付与されたタグはすべてFacebook本来のタグとして利用することができる。ただし、そのためにはアルバムの所有者の承認が必要だ。もしタグづけ処理をしているユーザーがアルバムの所有者でない場合には、所有者に対してタグ変更の承認要請のメッセージが贈られる。ちなみにこれはFacebookAPIを利用した標準的な手続きだ。

Photo Taggerが付与したタグを承認すると、サムネールの枠が緑色に変わる。新しいタグがFacebookの公式タグとして承認されると、小さいFacebookロゴがサムネールの隅に表示される。実際に利用してみるとこれらの表示はたいへんわかりやすく便利だ。

Face.comのCEO、Gil Hirschは「われわれの開発チームはベースとなる顔認識技術を利用して新たに顔の分類技術を開発することに成功した」と説明する。Hirschによると、アルバムのスキャンを重ねるごとにPhoto Taggerの顔認識の精度は向上していくという。

Photo Tagger - 2

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01