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Y Combinator傘下のMixpanelはGoogle Analyticsよりも高度なアクセス解析/ユーザビヘイビア解析を提供

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成功するWebサイト/Webサービスを作り上げるためのコツは、実際の使い方に表れるユーザの無言の評価に基づいて、設計とその細部を磨いていくことだ。そのために多くの企業が、A/Bテストを行って良いものとまずいもののふるい分けをしている。しかし、テストの正しい判断はなかなか難しい。どちらの設計のほうがユーザにとって有利なのか、ユーザはそれらの機能をどのように使っているのかなど、分かりにくい要素が多すぎる。Y Combinator傘下のMixpanelが今日(米国時間7/23)立ち上げたサービスは、Google Analyticsよりも高度な一連のアクセス解析/ユーザビヘイビア解析ツールを企業に提供して、この問題の解決を図ろうとする。

ファウンダのSuhail Doshiによれば、Slideのような大きなサイトが強いのは、ユーザビヘイビアを分析する常駐の専門スタッフがいるからだ。たとえば誰かがSlideのアプリを使って仮想の羊を友だちに投げたとすると、そのアクションのあらゆる部分…その羊を受け取る人は誰か、いつ羊を投げたか、それになんと、羊を投げるきっかけとなったものは何だったかまで、調べられるのだ。

しかし、できたてほやほやのサイトが、このような分析のために人を使うのはなかなか難しい。そこでMixpanelは、アクセス分析のためのライブラリ(つまりAPI)を提供して、彼らのコードの中に簡単に解析機能を組み込めるようにする。もちろん、彼らが自力で一から解析ツールを作ることに比べると開発費用も安い。Doshiによれば、それはだいたい10分ぐらいで書ける簡単なコードで、何を分析したいかをたった1行で書くだけだという。

Mixpanelのライブラリを呼び出すコードを書いたら、ユーザ企業はリアルタイムで更新されているMixpanelのコントロールパネルから分析を行える。どの曲が何回聴かれたか、どの機能が多く使われているかなどの情報のほかに、Mixpanelではユーザがサインアップの過程を途中で放棄した場合などもチェックできる(ユーザから見たサイトの‘敷居’をなるべく低くするためには、このような分析が重要だ)。

Mixpanelの料金は、サービスが何箇所のデータポイントを追跡したかによって決まる。すでに、PosterousHeyZapなど、主にY Combinatorの同級生のスタートアップが、このサービスを利用している。

アクセス解析やユーザビヘイビアの追跡は、サイトをビジネスとして育てるためにきわめて重要だ。とくに、ユーザ数がものを言うサイトではそれが欠かせない。Mixpanelの市場は確かに大きいが、その将来性は、集めてくるデータの有用性と、有料サービスでどれだけのデータポイントを追跡できるかにかかっている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))