えっ、ファミリー向けTwitterってないの?

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私はTechCrunchに参加して以来、覚え切れないほどのTwitterクローンと周辺サービスをみてきたが、ほとんどがモノになっていない。しかし、なぜかTwitterが無視してきた市場に挑んで成功したすぐれものも、中にはある。その一つがYammer、昨年のTechCrunch50で最優秀賞に輝いた「ビジネス向けTwitter」だ。しかしここ数日、Twitter系サービスを待望しているニッチマーケットがもう一つあることが、明らかになってきた。それは「ファミリー」だ。

今週私が、TechCrunch OBのHenry Workと話したとき、彼は家族と連絡を取り合うためだけにYammerのアカウントを取ろうと考えていると言っていた。これはすばらしいアイディアだ。Yammarなら安全でプライバシーのある会話ができるし、iPhoneアプリやSMSサポートにウェブクライアントもあり、基本機能は無料で使える。さらには、最近同社は将来iPhoneアプリ用にプッシュ通知機能を入れると約束したので、SMS料金の節約にも繋がる。

ファミリー向けYammerグループを便利に使う方法ならいくらでも思いつく。学校に行っている子どものいる家庭なら特にそうだろう。野球の練習のお迎えに行かなくては、という時なら、パートナーや兄姉に行ってくれるようメッセージで頼めば、留守電の応酬にならずに済むだろう。明日の朝おばあちゃんの家に行くので寝過ごさないようにと、リマインダーを送るのもよい。もちろん夕食の献立ての決を採ることもできる。

ところが落とし穴が一つある。Yammerは企業のメールアドレスを持つユーザーしか受け付けない。Gmailのアカウントですぐに登録というわけにはいかないのだ。Yammerでこういう使い方をしたい人は、ドメイン名を取って家族一人ずつにメールアカウントを作らなくてはならない。要するに、殆どの人たちにとって、今すぐできることではない、ということだ。

知られていないスタートアップの中に、まさにこのアイディアを持っている会社がいくつもあるに違いない、とも思うのだが、「Twitter for families」をGoogleでちょっと探した限りでは、それらしいものは見つからなかった。実は、検索結果で関係ありそうなものの殆どが、Twitterそのものを使って、家族と会話している人たちに関する記事だった。たしかに、つぶやきをプライベート設定にして、家族以外の誰からもフォローされないようにすれば可能かもしれないが、現実的とは言えない。

そこで、欲しいものはこれだ ― Yammerライクなサービスで、簡単にサインアップできるもの(ドメイン名で登録制限をかけるのではなく、家族のアカウント管理者が承認するだけ)。収益化のためには、プレミアム機能(予定のリマインダー?)を提供するか、低額の月額使用料を取ればよい。既に技術を持っているということで、Yammerなら比較的早く作れるのではないだろうか。これでGeniブランドをさらに拡張する(YammerはGeniからのスピンオフ)ことも考えられる。もしここがやらないのなら、誰かがやるべきだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi)