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Facebook LiteはFacebookの軽量・高速版―TwitterやFriendFeedに対抗するものではない

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33今夜(米国時間8/12)、ウェブはFacebook Liteの登場でハチの巣をつついたような騒ぎになっている。これはFacebookの新サービスのベータ版だというのだが、テストへの招待メールが届いたユーザーがリンクをクリックしてもなぜか無効だった。実はこの招待の大部分は誤って発送されてしまったものだった(Facebookはこの事実を確認した)。

しかし手違いであれ何であれ、情報は広く伝わってしまい、皆このFacebook Liteなる新サービスがどういった性質のものなのか推測をたくましくしている。TwitterやFriendFeedとの関係をめぐっての推測が特に熱心に語られているようだ。その理由ははっきりしている。まずFacebookとTwitterは今もっともホットなソーシャルサービスとしてライバル関係にある。第2に、FacebookはFriendFeedを$50M(5千万ドル)買ったばかりだ。そこでFacebookはFrinedFeedやTwitterのようなサービスを提供しようとしているのではないかという推測が出てくる。第3に、Facebook LiteのスクリーンショットがTwitterやFriendFeedに似ている印象を与える。

しかしFacebook Liteは―少なくとも現在の段階では―TwitterにもFriendFeedにもまったく関係ない。Facebookによれば、Liteはブロードバンド接続の速度が遅かったり高価であったりするような国や地域向けに開発されたものという。ここ数日テストが行われているのがインドだというのはこの説明に合致する。

ここアメリカでさえ、ブロードバンドの状態によってはFacebookのロードにえらく時間がかかることがある。多くの地域では接続速度はアメリカより数倍も遅い。しかもFacebookのデータセンターはアメリカにある。データが世界を半周していくとすればロード速度がいっそう遅くなるのは当然だ。そこでユーザーが友達を指定し、メッセージを書いて送るという基本的な機能だけを残して、他の機能をできるだけそぎ落としたのがFacebookLiteというわけだ。

前述したように現在Facebook Liteのテストはインドで行われているが、 ロシアと中国でもテストの予定があるらしい。

Facebook Liteの狙いについては以上述べたとおりだが、アメリカを含むその他の地域でも将来、利用可能になるかもしれない。Facebookが売り物にしているさまざな付加機能は必要とせず、処理の高速化だけを求めるユーザーも少なくなくないはずだ。Facebookはこの点については、特にアメリカでの提供の可能性については何も語っていない。しかしMySpaceにもライト版があるぐらいだから、ありえないことではないだろう。

というわけで、「Facebook LiteがTwitterキラーになる」などという推測は事実からかけ離れている。少なくとも現在のところFacebooLiteの機能も目的もそのようなものではない。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01