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Yahoo出身者たちがハイブリッド型広告ネットワークRocket Fuelを立ち上げ–ターゲティングをアルゴリズムにより自動化

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Yahooで行動ターゲット広告(behavioral targeting advertising, BT広告)を作っていた連中が、今日(米国時間8/16)、Rocket Fuelという名前で、一種のハイブリッド型広告ネットワークを立ち上げる。すでに昨年からNike、Dell、Microsoft、American Expressなど有名ブランドによるテストを行っており、あまり知られてないわりにはこの広告ネットワークは、各月4000万人に対してのべ1億もの広告を見せている。

CEOのGeorge JohnがRocket Fuelを”ハイブリッド広告ネットワーク”と呼ぶのは、ターゲットのありとあらゆるデータ(ソーシャルな特性、行動の特性や文脈、地域、検索行為の特性など)を組み合わせて、その人に対しどんな広告を打つべきかをその都度判断するからだ。”どんな広告を見せるべきかをデータが教えてくれることが重要だとわれわれは学んだ”とJohnは言う。彼も、そして社長のRichard FrankelとCTOのAbhinav GuptaもYahoo出身だ。

Rocket Fuelのアルゴリズムは、消費者のオンライン行動、住んでる地域、広告を出す時間帯、過去に見せた広告など、いろんな要素を勘案する。この広告はジャズを聴く人よりもエレクトロニカを聴く人のほうがよくクリックする、とか、家にいる人よりも職場にいる人のほうが反応がよい、といった細かいデータをいちいちチェックして広告キャンペーンに反映させる。Johnは次のように説明する:

何が有効で何が重要か、それをすべてデータに語らせるんだ。大量のオプションの中から顧客…広告主…に選ばせるのは、負担が大きすぎる。データからオプションを推測して、それに応じた広告を見せるんだよ。

それは一見簡単そうだが、一般的にこれまでのターゲット広告はこんなやり方ではない。広告主と代理店が大量のオプションを提示されて、それらを彼らなりのやり方でふるい分けしているのがふつうだ。Rocket Fuelはそういう調べる過程を自動化してフィードバックループを速く回し、各時点でもっとも有効なターゲットの組み合わせを広告主がねらえるようにする。

しかし、ハイブリッドだろうと何だろうと、世の中はまた新たな広告ネットワークを必要としているだろうか? Rocket Fuelの方法で広告キャンペーンのROIが目立って大きくなれば、広告主たちも試してみる気にはなるだろう。問題はそこだ。それがだめなら、新進広告ネットワークとしての離陸は難しい。

同社は1年前にMohr Davidow、Labrador Ventures、および数名の個人エンジェル投資家たちから、$6.8M(680万ドル)をシリーズAのラウンドで調達した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))