ソニー、本の引用をテーマにしたソーシャルメッセージサービス、Words Move Meをローンチ

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今日(米国時間8/25)、Sonyは新しいeブックリーダーとともに、Twitter風のWords Move Meというサービスをローンチした。このサイトはいわばソーシャル・マーケティング・ツールとでも言ったらいいのか、トップには新しいSony eBookで読める本からの数々の引用が横スクロールしている。クリックするとその引用を評価したりコメントを付けたりできる。どのページにもSonyのeブックリーダーとSonyストアの広告が掲載されている。ユーザーインタフェースの仕上がりはまだ荒っぽい。しかし本の引用をテーマにしたマイクロSNSというのは面白いアイディアだ。もしかするとニッチなサイトとして成功するかもしれない。

コンセプトは簡単だ。ユーザーは255文字以内で気に入った引用をコピーペースし、本のタイトルと著者を入力する。タグを付加することもできる。気に入ったユーザーをフォローする機能もある。本の著者、タイトル、他のユーザーなどをクリックするとWordsMove Me内のそれぞれのページに飛ぶ。まあここまでは上出来だ。

ただ現時点でのこのサイトの問題は外部のネットワークとまったく連携が取れていないことだ。たとえばFacebookとTwitterの連携は新たな段階に入っている。好きな本から引用しても、その投稿を既存の有力なSNSで共有できないのでは、大きなバイラル効果は期待できない。しかしこの点は今後改良されるだろう。またこのサイトでは本のタイトルや著者の候補を自動的に表示する機能がない。少なくともSonyのeブックストアで購入可能な分についてはぜひそうすべきだ。GoogleBook Search(これもSonyのパートナーだが)との連携も図るべきだろう。

本好きは引用が好きだ。引用やそれに対するコメントを共有するというのは読書家の間で人気が出るはずだ。引用にコメントしたのをきっかけにレギュラー・ユーザーになり、ひいてはこのサイトを通じて本を買うようになるかもしれない。

このサイトは有名人の言葉の引用句を集めたサイト、iWiseにちょっと似ている。iWiseは先人たちを巡るTwitterだと称している。iWiseのユーザーはお気に入りの引用句を投稿したり、さまざまな引用句をフィードで受け取ったりできる。マイクロ・メッセージ・サービスを真空中にいきなり構築しようとしても無理だ。しかしお気に入りの本の引用や有名人の引用句など、根強いファンのいるニッチを狙っていけば成功の可能性が出てくる。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01