PalmがGoogle Voiceを熱望、しかしGoogleの気持ちはわからない

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Appleのライバルたちは、突如としてiPhoneの弱点を手にした。それはGoogle Voice。Palmに近い筋の話によると、同社は、希望するPalm Preユーザーを対象に、Google Voiceを本格的に統合する計画だという。そうなれば、多くのiPhoneユーザーがPalm Preに走る可能性がある。しかし、問題が一つある。現時点でGoogleは、Pre用のアプリを作っていないのだ。

Google Voiceは、ユーザーの電話の使い方に多くの自由を与えてくれる。一つの番号にかかけて、複数の携帯や固定電話を鳴らすことができるほか、ショートメッセージの管理や、留守電の自動音声認識に加え、かかってくる相手と時刻に応じて通話をブロックすることもできる。Google Voiceを使えば、電話番号を移行したり、みんなに新しい番号を知らせたりする必要はなくなる。

これこそ、Appleが恐れる理由だ。

Google Voiceが特に便利なのは、電話や連絡先等の携帯アプリと密接に統合された時だ。そうすれば、携帯から発信した際、その携帯の番号ではなく、Google Voiceの発信者番号(および発信者ID)が使用される。Android携帯のように完全な形で実装されれば、携帯デバイスの電話番号は、ウェブサイトにおけるIPアドレスのようになる。たしかに存在はしているが、誰も使わない。Google Voiceの電話番号は、ドメイン名と同じように、みんなに持ち主と結びつけて覚えてもらえる。

噂によれば、Palmは本格的統合を行ってiPhoneユーザーをPreに誘い込みたがっており、来月あたりには公式アプリが公開されるという。しかし、われわれがGoogleに近い筋から聞いたところでは、Pre用のGoogle Voiceアプリの開発に取りかかっている者は誰もいない。AndroidとBlackberryのアプリ(および煉獄のiPhone版)があるだけだ。

Googleは公式にはこう言っている、「Googleは、Palmを含め数多くのプラットホーム上で当社製品のモバイル体験を実現したいと考えています。Palm Preには、Google検索、Google MapsおよびYouTubeが内蔵されており、Gmail、Google Calendar、Google Contacesとの同期も容易です。今後も、Palm Preのユーザーに対して、多くのGoogle製品のモバイル体験を提供していくつもりです。」

ところが、他の情報筋によると、GoogleはPre向けにはブラウザーベースのサービスしか提供するつもりがなく、電話や連絡先などのネイティブアプリとの連繋はないらしい。これでは同じようにすばらしいユーザーエクスペリエンスは得られない。

Preには既に、サードパーティー製のGoogle Voiceアプリとして、こんな物もあるが、この種のアプリは電話機と深い部分で連繋することができない。これは、現在Google VoiceにはAPIがなく、Googleが直接本格的統合アプリを作ることしかできないからだ。

結局、PalmはどうしてもPreにGoogle Voiceが欲しいと思っているが、果たしていつそれが実現するのかは、全く見えていないというのが現状のようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)