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GoogleのCEO Eric Schmidtが検索の未来を語る–"脳と直接対話したい"

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これはGoogleのCEO Eric Schmidtへの1時間におよぶ本誌独占インタビューの記録第二回だ。

インタビューの最初のほうで、検索の未来について尋ねた。去年おたくの副社長Marissa Mayerは、”検索は90%完成した”なんて、 とんでもないことを言ったけど、どう?:

検索は今後数百年かけて進歩発展していく科学だ。今の検索は、16世紀か17世紀ごろの生物学や物理学なみだ。つまりそれは、重要で画期的な結果が次から次と生まれている若い科学だ。しかし、検索のための“顕微鏡”が使えるようになり、検索の“分子”や“原子”が発見されるのは、数百年後かもしれない。数百年前の生物学や物理学の状態がそうであったように、まだまだ最大の進歩は訪れていない。だからこそ、インターネットの検索という分野はすごくエキサイティングなのだ。

今後10年の最大の課題は何でしょうか?

この質問に対する彼の長い長い答えを要約すると、Googleは“言葉から意味へ”移行しなければならない。クェリをもっとよく理解し、クェリの真の意味にマッチする結果を返す必要がある。“これまでのようにクェリを軽く取り扱うのではなく、”それはどういう意味か?”と自分に問わなければならない”

その後彼はちょっと脇道にそれて、ジョークまじりに、Googleのファウンダの一人であるSergey Brinの、脳に直接I/Oするという説を述べた:

いちばん正しい方法は脳に直接接続することだ、とSergeyは言っている。つまり、脳に電極を埋め込むのだな。でもこのジョークの欠点は、電極から何を流すのか分かっていないことだ。それが明確に分かれば、実現可能になる。ユーザが何かを考えたのと同時に、その意味を検索エンジンが知ることができたら、脳とコンピュータの両方で並行処理が可能だ。

ジョークにはジョークを。Googleはそういう製品を手がけたことがあるか?。彼は、“残念だけど、やってない。脳にデータを直接注入するために必要な、医学的な研究施設もうちはまだ持っていないしね”

彼は冗談以外のことも言った。検索の最大の問題点は、ユーザが何を求めているのかを正しく知ることだ。しかもこの問題を、指数関数的に増え続けるデータ集合とどうやって整合させるのか:

つまり、それは要するに、人口知能の研究と実装が今後どれだけ進展するかという問題だ。クェリをした人が誰か、どこに住んでるのか、何をしている人か、などなどに応じて、どういう信号でどのようにクェリを磨き上げたらいいのか。しかも、もう片方には、データ集合のものすごい肥大がある。インターネット上の情報の拡大の規模とスピードを十分考慮に入れていない研究や開発が今は多い。インターネット上の情報は、オープンになればなるほど、いろんなデータがくっついて大きくなる。そのこと自体は、ワンダフルだ。インターネット上の大量のデータベースも、内容が刻々変化し、変化はWebページにも反映するから、それらのページをまたまたインデクシングしなければならなくなる

彼の言うGoogleの長期的な目標は、ユーザに答えを一つだけ与えて、ユーザがそれで満足する状態だ:

今後の10年について唯一確かに言えるのは、ユーザに答えを一つだけ与えてユーザがそれで完全に満足する、という課題にいよいよ実際にぶつかるだろうということだ。今は、アメリカ人の何パーセントがパスポートを持っているかという質問に対してGoogleがくれるのはサイトのURLだ。そして答えは、サイトによってまちまちだ。それらを読むのはけっこうおもしろいし、最後にはこれで決まり!と言えるサイトが見つかる。でも今後の課題は、そういう決定的なサイトをGoogleが見つけて、そこの内容のまとめもGoogleが作ることだ。それを、クェリへの答えとしてユーザに進呈する。補完的に、引証などがいくつかあってもいい。

このインタビューのもっとおもしろい部分は、次回のお楽しみ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))