Skype曰く次世代のプラットホームはデベロッパを大歓迎します

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過去数日間に2回ほど、Skypeの役員であるJonathan Christensenと、同社のサードパーティデベロッパに対する今後の計画について話を聞く機会があった。Extrasを閉鎖するという最近の発表は、Skypeにとって間違った方向性だと思われるからだ。

2回の会話のうち1回は、技術的に見てすばらしいものだった。JonathanはSkypeでぼくに電話をし、それがSkype Outでぼくのケータイに転送されたが、たまたまぼくはその電話に出れなかった。今ではGoogleがぼくの携帯番号をコントロールしているから、ぼくの設定によりケータイと家のVonageの電話が鳴る。ぼくは家の電話のほうで話をしたが、音声は非常に鮮明でタイムラグもなかった。

Christensenによれば、Extras撤退の発表はSkypeが今後、ロバストなデベロッパプラットホームでなくなることを意味していない。むしろ、Skypeは今次世代のプラットホームを構想中で、それにより従来の事業の欠陥に対応し、デベロッパがSkypeのサービスを利用できるための多様な機会を作り出したいという。

曖昧? そうね、いくらかはね。でも前に比べれば、これはSkypeから得られる情報としては上々のほうだよ。

たぶん最終的にはSkypeはSDKをリリースし、それによってデベロッパはSkypeの深い統合化が可能になり、Skypeのクライアントを開かなくてもSkypeのサービスによる呼び出しができるようになるのだろう。つまりSkype(音声、ビデオ、チャット)を、クライアントをインストールしなくてもサービスとして利用できるようになる。これまでのツールや公開API、それに今は亡きExtrasでは、デベロッパはSkypeのクライアントをオープンして呼び出しを行う必要があった。

将来的には、サードパーティのデスクトップアプリケーションから直接Skypeを呼び出すこともあるだろうし、そういうアプリケーションがSkypeの大きな収益源である分単位の料金を今よりさらに一層増加させ、デベロッパはその分け前に与ることになるだろう。さらにその後は、サービスとしてのSkypeを活用するWebアプリケーションも登場するだろう。

でも、そうなるためにはまず、2つのことが起きなければならない。今日、Skypeのクライアントを使わざるをえない理由は2つある。一つは、高品質で遅れのない、そし最少の構成による呼び出しを可能とするために、クライアントのレベルでオーディオとビデオのエンコーディングをしていることだ。Skypeの音質が良いのには、理由があるのだ。もう一つは、Skypeのp2pアーキテクチャだ。これも、遅れと費用に影響してくる。

サードパーティがこれら2つの機能をSDKを使って自分のアプリに組み込めるようにするのは、Skypeにとって比較的簡単にできることだ。だからさっき、まずデスクトップアプリケーションがサービスとしてのSkypeを組み込むだろうと言ったのだ。

しかし、本当の勝利は、Skypeの音声とビデオの呼び出しをWebアプリケーションから呼び出せるようになったときだ。専門家の話では、それが今のブラウザでできるかどうかが、まだはっきりしない。だからエンコーディングは何らかのデスクトップソフトが担当する、という形も想定できる。でもそれは、ブラウザのプラグインや、あるいはFlashにすらできることだ。

とにかく、デベロッパとSkypeとの関係の未来像は、こんな夢のような姿だ。しかし今すでに一つだけ確かなのは、近く新しい経営下に入るSkypeは、そのドアをデベロッパに対して大きく開くだろうということだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))