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古代の科学“占星術”でティーンをねらうMoonit–多様なサブコンテンツでポップな雰囲気づくり

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MySpace、Twitterとの双方向同期をサポート

先週、TechCrunch50のデモピット(一般展示会場)をぶらついていたとき、MoonitというWebサービスを見つけた。

“あなたはどんな人と友だちになるべきか、どんな上司を避けるべきか、あなたが最高に性的魅力を感じるのはどんな人か–コンピュータがアドバイスします”

こんなキャッチコピーに惹かれてサイトのファウンダの一人にデモを見せてくれと言った。すると彼女は、ぼくの名前と生年月日とメールアドレスを尋ね、次に自分の情報も入力した。すると出ました! 二人の相性は73%、ページには、二人が一緒に仕事をするとよい理由が詳しく書かれている。

これは一体何だ?と最初は思った。このサイトは二人のソーシャルグラフを調べたのか? でもぼくはそのときFacebook Connectに自分のアカウント情報を入力したわけでもないし、サイトがTwitterやLinkedInでぼくのことを調べた様子もない。そこでぼくはファウンダに説明を求めた。すると、なんと、Moonitの秘密は、占星術という古代の“科学”なのだ。以下は、サイトのドキュメンテーションより:

“Moonitは占星術と心理学を利用して人と人の相性を判定するサービスです。私たちは、星たちからの何千年ぶんものデータを使って、二人の人の愛の相性、精神的な相性、そして職業上の相性を調べます。また、あなたの過去の人間関係も調べて、過去のあやまちを未来に繰り返さないためのアドバイスもいたします。いわばそれは、コンピュータが行う人間関係療法です。相性なんて実際につきあってみれば分かる、とおっしゃる方にも、私たちのサービスは遊びとしておもしろいでしょう。”

でもこのぼくは、天宮図などに関心を持ったことはないし、占星術を科学と呼ぶのは空飛ぶスパゲッティ・モンスター教Flying Spaghetti Monster)を本物の宗教と呼ぶのと同じで、ばかげていると思ってる。だから占星術は過去に遊びで使ったことがある程度だが、でも無視できないのは、今でも圧倒的にファンが多いことだ。ニセ科学だ迷信だと言って無視したら、巨大な市場を見逃すことになる。それに、いんちきだと思っている人も、けっこう遊んで楽しんでいたりする。

Moonitのメインの機能は相性占いで、個人的な関係や友だち関係、仕事上の関係などを判定してくれる。占星術についてはぼくは完全に無知だから、何も言えないが、MoonitはFacebookConnectやTwitterを組み込んでいるから、結果を友だちに送って楽しむこともできる。結果をサイト上に保存できるから、数年後にまた見てみることも可能だ。

このサイトはメインの相性占いのほかに、人間関係のアドバイス、セレブのゴシップなど、若い人たちの滞留をねらったサブコンテンツ〜サブサービスをいろいろ取りそろえている。たとえば’The Stars’というブログにはセレブたちの最新ニュース、’The Couch’ではMoonitのユーザコミュニティに質問ができる(恋愛とかデートに関する質問が多いようだ)。

Moonitが数か月後にポシャることは、容易に想像できる。Web上の占星術関連のサイトは多いし、Moonitの判定アルゴリズムがほかより優れていると証明するのも難しい(なにしろ相手が空の上の星だから!)。でも、Moonitはルックス的には良いし、全体として遊びの雰囲気を前面に打ち出しているのもよい。占星術とポップカルチャーの要素をうまくミックスできれば、ティーンたちを中心に人気が盛り上がるかもしれない。

〔下のスクリーンショットでは、この記事の筆者Jason Kincaidと本誌の編集長Michael Arringtonの愛犬Lagunaの相性を調べている。結果は:「相性は31%, この二人はバーミューダトライアングル(未知の領域)に入っていく。どうしても一緒になりたいなら、二人とも救命胴着をつけなさい」。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))