Googleなら成功する? ウェブページの注釈共有サービス、Sidewikiをローンチ(DotSpotにも似ている)

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2001年にThird Voiceというスタートアップがウェブ・ページにブラウザのプラグインを利用してコメントを書きこんで共有できるサービスを始めたが、結局失敗に終わった。ウェブサイト運営者が、どこの誰だか分からない連中が自分のウェブサイトに勝手にいたずら書きできるというアイディアを嫌ったたためだ。

しかし、コメントを共有するというアイディアはその後も根強く残った。そして今回はGoogleがこの分野で独自の挑戦を敢行した。そのサービスはSidewikiといって、ローンチされたばかりだ。

SidewikiはGoogle Toolbarの一部となる(Google Chromeには直接インストールされる)。ユーザーがボタンをクリックすると、どんなウェブ・ページを閲覧していても、左側のサイドバーにこのサービスが現れる。ユーザーはページ全体あるいは特定の部分についてコメントを入力できる。メール、Twitter、FacebookでURLを送ることでコメントを共有できる(落ち目のMySpaceはGoogleのパートナーであるにもかかわらず今回はサポートされなかった。もっともGoogleでは今後パートナーを増やすといっている)。ユーザーはSidewiki中にビデオをエンベッドすることもできる。

他のユーザーはコメントを読み、好き・嫌いを投票したりできる。この投票をベースにコメントを残したユーザーのランキングが作られ、それに基づいてSidewikiでの表示位置が決まる。ランキングが高ければ表示位置も上位になる。Googleによると、この仕組みは良質なコンテンツが上位に来て、スパムが下に沈んで目に触れにくくなるようにすることが目的だという。サイトを登録しているオーナーは自分の管理するウェブページに関しては常にトップにコメントを表示させることができる。

Googleによると、Sidewikiは昨年実験された最悪なSearchWikiとは全く別モノであり、コメントや投票の結果を統合する計画はまったくないという。

ところでTechCrunch50でデモし、先週公式にローンチしたDotSpotのサービスもウェブ・ページへのコメントの共有を提供するという点でSidewikiとよく似ている。どうりで、GoogleのMarissa Mayer副社長が2008年のTC50でDotspotstsのデモを見て大いに気に入ったはずだ。“すばらしいアイディアね。私はこうした方向にウェブを進めるアイディアは全部好きです”とMarissaは言っていた。

このサービスは成功するだろうか? ウェブのソーシャル化がこれほど進んだ現在では、ウェブサイト運営者も10年前にThird Voiceに対して示したような強い嫌悪感を抱くことはあるまい。また「ニワトリが先か卵が先か?」というよくある問題については、GoogleはツールバーやChromeブラウザにデフォールトで組み込むことによってうまく解決している。問題はGoogleがスパムをコントロールできるかどうかだ(SearchWikiでは失敗している)。また、私の見るところ、Googleはいずれこのサービスにも広告を入れてくるだろう。

Google Toolbarのユーザーに対しては、ここ数週間の間にSidewikiが使えるよう自動的にアップグレードされる。すぐに試してみたい読者はここからダウンロードできる。GoogleはデベロッパーがSidewikiのデータにアクセスできるようAPIも提供している。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01