iPhoneの地図アプリケーションに、Googleが広告とUGCの掲載を開始。このままでは地図アプリケーションはゴミ満載のクズになる?

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IMG_0568先日出かけた際、友人と目当てのバーを探していた。ガソリンスタンドの人に道を尋ねる代わりに、もちろん21世紀の時代らしくiPhoneを取り出して、地図アプリケーションを使ってバーの場所を検索してみた。そして少々気になることを発見した。確かに探しているバーは見つかったのだが、そのバーの場所に”User-created content”(利用者の作成したコンテンツ)とラベルのついたものも表示されていたのだ。

また、米国時間10/2に公開されたSearch Engine Landの記事によれば、iPhoneの地図アプリケーションにスポンサー広告が表示され始めたとのことだ。つまりはGoogleが何か新しい試みを始めたということだ。しかし「利用者の作成したコンテンツ」にしても広告にしても、何の注釈もなく表示され、かつ双方共に画面から消すことができないのは使いにくい。

もちろんGoogleとして、スポンサーリンクを非表示にできるようにはしないだろう。それは理解しているので、とくに気になるのは「利用者の作成したコンテンツ」の方だ。誰か知らない人が、ちょうど探しているその場所に、いつかしらいたことがあるということだけを示している。こんな情報が役に立つわけもない。

Appleは、iPhoneに関しては完全な制御権を保持していこうと考えているわけで、地図アプリケーションに加えられた変更点について、どのように対処していくつもりなのかも気になる。Appleが独自の地図アプリケーションを作成する際に、Googleの手を借りたとは言っても、これはAppleのアプリケーションだ。しかし今回の機能追加で、Google側の都合によって地図アプリケーション上に好きなデータを表示させられることが明らかになったわけだ。さらには、今回表示された「利用者の作成したコンテンツ」が、モバイル界のライバルであるNokiaが買収したPlazesの位置情報ソーシャルネットワークを利用しているものである点も気になるところだ。

GoogleがiPhoneの地図アプリケーションに「利用者の作成したコンテンツ」を表示するのは大賛成だ。ただしそれは、そのコンテンツが役立つ場合に限る。今回表示されたものを見ると、とても役立つとは言えない状態だ。また、見たくないときに非表示とする機能も必須だろう。この二点は絶対に譲れないところで、きちんと対応しなければiPhoneの地図アプリケーションは、直ちに無用な情報を満載するクズになってしまうことだろう。Appleが今年の夏に地図作製会社を買収したのには、今回のような事態に備える意味もあったに違いない。

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(翻訳:Maeda, H)