YouTubeのユーザーエクスペリエンス研究の舞台裏

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ウェブサイトの構築で、一番面白い部分のひとつであるにも関わらず、軽視されているのが、何をどこに置くべきかを決めるためのテストだ。多くのスタートアップは、新機能を追加する際「A/Bテスト」に頼っているが、Google、Facebook等の人気サイトでは、ユーザーのインタビュー、視線の追跡などを含め大規模なユーザビリティー調査を行っている。今日(米国時間10/5)YouTubeが、同サービスにとって何よりも重要な「Watch」ページ、つまりユーザーがビデオを見るメイン画面に関して、継続して行っている微調整作業の舞台裏を明かした

Watchページの理想的なレイアウトを決めるべく、YouTubeでは多くのユーザーを呼んで、YouTubeをはじめとする人気ビデオサイトの画面要素を表す磁石シートを渡した(下図参照)。結果は驚くようなものではなかったが、YouTubeにとって興味深い課題が浮かび上がった。大多数のユーザーが、極力簡素化したページを望んだのだ:大きなビデオプレーヤーと検索ボックスに関連ビデオのスクロールリストがあるだけ。ところが、まちがいなくYouTubeの成功の鍵であるアップロードの常連たちは、分析、共有、ソーシャルな繋がり等、もっと多機能なサイトを好む傾向にあった。

YouTubeの仕事は、この両方のユーザー群にアピールする形を考え出すことだ。その結果、新しいカスタマイズ用オプション一式を導入し、各ユーザーのwatchページを好みに合わせて調整できるようにすることになるようだ。YouTubeはこの機能が採用されることを正式に認めてはいないが(今も大がかりなテストが続いているので、彼ら自身にも定かではない)、半年後には自分専用の完璧な「Watch」ページが作れるオプションが使えるようになるかもしれない。

先月YouTubeは、もう一つ最近の調査で明らかになった結果を覗き見させてくれた。同サイトの5つ星評価システムは、5と1以外、誰もつけないから無意味だという話。

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