Skypeがクリックツーコール広告の本格展開を開始

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ここ数か月、Skypeは、各地で企業目録を提供しているサイトと提携してWeb上のクリックツーコール(click-to-call, クリックして電話をかける)広告をテストしてきた。それは、ユーザは無料で電話をし、電話料はサイト(または顧客企業)が負担する、電話番号入り広告だ。昨日(米国時間10/4)Skypeは、European Directoriesにおけるクリックツーコール広告の一般供用を開始したと発表した。ここは、ヨーロッパ最大の企業検索/企業目録サービスである。

Skypeの最新バージョン(Skype 4.1 for Windows)には、Webページ上の電話番号を高輝度にするプラグインがある。ユーザがその番号をクリックすると自動的にSkypeが電話をかけるが、SkypeOutの時間料金はユーザが払う。Skypeはこれと同じ機能を利用して、ユーザが電話をかけるのは無料、料金は企業目録サービスを提供しているサイト(もしくはその番号の企業)が払うという方式を作った。

最初の内European Directoriesは、電話料金をクリックツーコールの顧客企業に請求しないが、いずれはその価値を企業に分かってもらって、電話料を企業負担にする予定だ。4月の本誌記事では、ぼくはこう書いた:

クリックツーコール広告は前にも試みられたことがある。しかし今回のは電話番号そのものを広告に変える。それをクリックするとその番号の企業に電話がつながり、電話料金はその企業、またはそのイエローページサービスの提供サイトが支払う。イエローページ業界の総売上は$32B(320億ドル)と大きいが、最近は急速にWebへ移行しつつあり、そしてSkypeは、彼らのページの上の企業の電話番号を高輝度にしてクリック可能にする技術を持っている。

おそらくイエローページサイトは、自分のページに載っている番号への電話に関してのみ電話料金を払うことになるが、そうなるとSkypeとしては、ユーザが無料の電話とそうでない電話を区別できる方法を提供しなければならないことになる。

そして最終的な形としては、サイトやその顧客企業が料金を払う“無料の”電話番号はブルーの高輝度表示、ふつうにユーザが電話料を払う番号はグレーの高輝度表示になった。

Web上の電話番号を広告にする手法は、Skypeに相当大きな新しい収益機会をもたらす。しかし、Skypeにはすでに、自分より若い敵がいる。今年のTechCrunch50にも出たYextは、最近新たに$25M(2500万ドル)の資金を調達したばかりだが、オンラインの企業名簿をクリックツーコール方式にすることは、もう何年も前からやっている。

今Yextは単なるクリックツーコールを超えて、ユーザが電話で何を言ったかの分析に基づくCPA広告(pay-per-action ads)を展開している。会話の分析には、高度な音声テキスト変換ソフトを用いる。しかしSkypeの広告担当副社長Don Albertによれば、”電話の内容に基づいて何かをするという予定はうちにはまだない”そうだ。しかしSkypeのユーザは世界中に4億8000万人もいて、そのほんの一部がクリックツーコール広告から電話をかけたとしても、広告の売り上げは相当な額になるだろう。だから、Yextのような高度なことを、する必要はないかもしれない。

ただしもちろん、その前に、Skypeの基本技術へのアクセスをめぐる、ファウンダたちからの厄介な訴訟にけりを付けることが先決だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))