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Microsoft、Visual Studioをクラウド化へ

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今日(米国時間10/19)、Microsoftはデベロッパー向けに重要な発表を行った。Visual Studio 2010をアップグレードし、商用クラウド・プラットフォーム、Azureのリリースを控えて、クラウドへの移行を容易にする機能を付加した。Visual StudioはMicrosoftの各種テクノロジーを利用してウェブ・サイト、ウェブ・サービスを開発する環境だ。

Visual Studio 2010ではデベロッパーが品質の高いコードを書けるよう、テスト用オプションが拡大される。MicrosoftはWindows 7とMicrosoft SharePoint 2010のテスト用ツールをビルトインする。またSilverlightとWindows Presentation Foundationについてはドラグ&ドロップでバインディングが可能になる機能を提供する。 SharePointでのアプリケーション開発を助けるツールのリリースはこれが初めてだ。デベロッパーはVisual Studioを利用すると、Microsoftのクラウド・コンピューティング・プラットフォーム、Azureとローカルのデータベースを連携させるアプリケーションが開発できるようになる。

Microsoftが提供する一連の新しいツールはAzureでのクラウド・アプリの作成を容易にする。Visual StudioのWindowsAzureツールを利用してデベロッパーはAzureのクラウド・プラットフォーム上にASP.NETウェブ・アプリケーションやサービスを構築できる。これらのツールにはデベロッパーのローカル・コンピュータ上でクラウドをシミュレーションするSDK環境が含まれる。デベロッパーはローカル・マシン上でクラウド・アプリケーションのテストやデバッグができるようになる。

Microsoftは、また .NET Framework 4をアップデートした。これによってデベロッパーはClient Profileを利用して開発を行った場合、フレームワークのサイズを81%も減少させることができる。その他の改良点としては、標準規格のサポートの拡大、DynamicLanguage Runtimeがサポートする言語の追加、 ハイ・パフォーマンスのミドル・レベル・アプリケーション(並列プログラミング、ワークフロー、SaaSアプリケーションなどを含む)の強化、.NETFramework 3.5と共存してインストールできる下位互換性などが挙げられる。

Visual Studioの製品ラインの構成も変更された。 ユーザーはVisual Studio 2010について、プロフェッショナル(ベーシック版)、プレミアム、アルティメート(総合的ライフサイクル管理ツールを含む)の3種類から選択することができる。Microsoftはデベロッパー向けMSDNウェブサイトのUIも大きく改良した。MSDN Libraryはより高速化され、プログラマー、デベロッパーのコミュニティー向けにさまざまなリソースが追加された。

Microsoftはクラウド化に強い意欲を示してきた。今回のアップデートは、その戦略の一環として、デベロッパーがAzureプラットフォーム上で高品質のクラウド・アプリケーションを構築するための手助けをする環境を整えることに力を入れたものとみられる。現在大いにPRのAzure環境にデベロッパーを引き寄せるためにMicrosoftは全力を挙げているようだ。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01