Mac版Chromeはもうかなり使える―Chromiumから乗り換えをオススメする

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Screen shot 2009-10-27 at 12.21.27 AMここ数ヵ月、われわれはGoogle Chromeの開発の進捗状況を詳しく追ってきた。Windows版が出てからもう1年以上になるのに、まだMac版は(そういえばLinux版)もまだベータさえリリースされていない。先週はGoogleの共同ファウンダー、SergeyBrin自身も不興の念を露わにしたほどだ。しかしBrinはプレ・ベータ版を自分で使っているとも言っていた。ただし安定性はまだ不十分だ、とBrinは警告していた。私はChromiumビルド(Chromeの開発ベースになっているオープンソースのブラウザ)を使っていたが、ここでBrinが使っているというMac版Chromeのデベロッパー版を久しぶりでテストしてみることにした。その結果は予想以上に良いものだった。

最近のChromiumのビルドは、UIがおかしかったりバグがあったり、“Chromium Helper”(Chromiumでの独立したタブ・プロセスの名称)がCPUパワーをやたらに食うというイヤなクセがあったりした。それに比べてデベロッパー版Chromeはずっと安定感があった。最近、GoogleはChromium4.0のビルドをデベロッパー版Chrome for Macのチャンネルに流すことを決めたようだ。こちらはChromiumのビルドとは違って毎日アップデートされるわけではない。Chromiumに比較的安定した新しいビルドが登場すると、それをアップデートしているようだ。たとえば現在のChromefor Macは4.0.223.11 だが、Chromium for Macは4.0.226.0だ。

これはたいへん便利だ。失敗作のChromiumビルドをつかまされず、できのよい版だけを利用できる。また複雑なChromiumサイトの中をファイルを探しまわらずにすむ。

最新のデベロッパー版とChromiumビルドとの機能の差は通常ではほとんど分からないくらい小さい。 以前は差が大きくて、それが私がデベロッパー版を使わなかった理由だ。今はそうではないことが分かった。それにデベロッパー版Chromeにブックマークのインポート機能など若干のオマケがある。

私はデベロッパー版を丸1週間使っているが、この間に1回自動アップデートがかかった。クラッシュは? たしかにクラッシュする。もちろんバグもある。しかし全体としてみると、通常の仕事に差し支えるほどではない。当然ながら私はかなりのヘビーユーザーだ。しかしChromeを何日もオープンしたまま放っておいても、それほどひどくメモリを食ったりしない。私はJavaScriptを多用するサイト、Facebook、Gmail、Diggその他を頻繁に利用するが、まずまず大きな問題は起きていない。

Chromeのテーマはサムネールページから見ることができる。(右下隅だ)。この点はWindows版と同様。ちゃんと機能する。ひどいデザインもあるが。 (一部は(ブックマークバーのChrome for Macフォルダのアイコンとバッティングする)。残念ながら、ブックマークの同期はまだサポートされていない。サムネール・ページには表示されるのだが。印刷は機能する。

Chrome for MacはまだWindows版ほど速くない。しかし処理速度の点でいえば、Safariや、現在のところ(主に処理速度の点で)私のお気に入りのブラウザCaminoと匹敵するところまで来ている。

いつもChromiumのビルドを(もしかするとわれわれのツールを使って) ダウンロードしているユーザーにはデベロッパー版に乗り換えることを検討するようオススメしたい。メリットは多々あり、デメリットはないと思う。加えて自動アップデートがあるから、いつも最新版が使える。

GoogleはChrome for Macを今年中にリリースすると宣言していた。数週間前のChromiumビルドの状態ではそれはとても不可能に思えた。しかしデベロッパー版Chromeの出来をみると、新たな希望が出てきた。すくなくともベータ版には近づいているようだ。

デベロッパー版のダウンロードはこちらから:Chrome for Mac

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01