先週のTechCrunchダイジェスト:マイク編集長の戦い、MGのダジャレ、Lacyの中国みやげ

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Zyngaがゲームから詐欺まがいの削除に乗り出す, 迅速な対応に拍手を!

arrinton正直なところ、数ヵ月前からTechCrunchの週刊コラムを書くようになって以来、読者の健康がだんだんと心配になってきた。そしてその理由は、みなさんが想像していることばかりではない。

ライターも増え、TechCrunch.comには毎週200件を越える記事が掲載され、さまざまなCrunchスピンオフサイトにも数多く書かれている。MG Sieglerの8重人格や、彼がTwitterのスタート以来寝ていないという事実を斟酌しても、一つのブログが生み出すコンテンツの量としては膨大である。

TechCrunchに書かれていることを一言一句真に受けるのは全くの無駄骨だが、読者の中にはそれを実践する人たちがいることを知っている。なぜわかるかと言えば、みなさんが記事をまるで面白くないと思った時でさえ、無視せずにそのことを教えてくれるからである。「長すぎて読めない」と親切にも言ってくれる。

良い物を一つでも逃がしたくないというみなさんの気持ちはわかりつつ、われわれの未来永劫増え続けるアウトプットが、みなさんを狂気の沙汰に追い込まないか心配になった私は、マイク・アーリントン編集長を毎週恒例のbeer pongゲーム終了後に誘い出して、解決策を提案した。私が毎週「ベスト・オブ・TechCrunch」を編纂して、一週間で最も重要な、情報価値のある、楽しめるコンテンツをまとめるというのはどうだろう。

「オーケー、やってみたら」とマイクは言った。そこで早速、過去一週間のベスト・オブ・TechCrunch便利ガイドをお送りする。

  • 今週の戦い:マイケル・アーリントン vs ソーシャルゲーム詐欺師たち

    マイクが何かにとりつかれたように思い込んだ時の問題は ― 握手をバカバカしいと言った一件の明らかな例外を除いて ― 大抵彼の方が正しいことだ。このことは、現在彼が熱中している、ソーシャルゲーム会社の連中が倫理にもとるユーザー獲得方法で何百万ドルもの金を稼いでいる、という件についても言える。彼の言葉を借りれば、

    「ゲーム・サイトのユーザー宛の「お知らせ」がインチキかどうかは簡単に見分けることができる。まず、1) その契約の条件が明確に記述されているか? 2)もしバーチャル(ゲーム内)通貨というオマケがついていなかったとしたら、通常のユーザーはその契約を受け入れるか?・・・ほとんどの「お知らせ」はユーザーにとって利益にならない内容だ。その「お知らせ」によってなにがしかのバーチャル通貨が獲得できると称するわけだが、実際には、直接、キャッシュで購入したのよりもはるかに大きな支出を強いるような内容なのだ。」

    業界の反応を何としても聞きたかったマイクは、サンフランシスコで行われていたバーチャルグッズ・サミットに立ち寄り、OfferpalのCEO Anu Shukla(この会社はゲーム開発者向けにこの手の紹介料商法を行うためのプラットフォームを提供している)に対して、自分のビジネスを正当化してみろと詰めよった。マイクは言葉を選ばずOfferpalを「悪者」呼ばわりした。すると彼女は、一連の指摘についてこう切り返した「ウソ、大ウソ、ウソもいいとこ」。聴衆 ― 主としてソーシャルゲーム開発者たち ― は熱狂的にShulkaを支持して騒ぎたてた。これでアーリントンも悪口を言うとどうなるか学習したことだろう。ただし、細かいことだが、彼は正しい。

    この件に関するアーリントンの記事に反応して、Hot Or NotのJames HongとPlenty Of FishのMarkus Frindが、Hongの言うところの「要するに、一番稼げるやり方は、ユーザーを騙すかひっかけること」であると気付くまでの間、二人がどうやって紹介料方式で利益をあげていたかを告白した。広告代理店、Blitz LocalのDennis Yuが、クライアントのソーシャルゲーム会社に代わってFacebookユーザーを騙して一儲けしたことを認めるなど、かつての詐欺経験者たちもぞろぞろとカミングアウトしてきた。もちろんYuのこの極端な変身ぶりは、Onionの元小児愛者が、子どもを不細工に見せるためのヒントを公表したことを彷彿させる。特にYuの悔恨の意が、詐欺で稼いだ金を返すところまでは行っていないところが。しかし、彼の証言や、ZyngaのAndrwe Traderによる、収益の1/3が紹介料方式によるものであるという昨夜の告白を踏まえると、ShuklaがOfferpalとその同類を誓って擁護していたのは、うーん、彼女の言うウソや大ウソの次に来るぐらいの大大ウソであるように思える。

  • 今週のダジャレ満載タイトル:Tonight, You Too Can Watch U2 On YouTube

    TechCrunchのヘッドラインで楽しませてくれることにかけて、MG Sieglerはいつも頼りになるが、今週ライブストリーム中継されたU2/YouTubeコンサートは、彼が輝くための千載一遇のチャンスを与えてくれた。You Too、U2、YouTube、ってスゴイよね。実際の内容も面白かった。コンサートは大成功だった ― 100万本以上ストリームされた ― だけでなく、音楽ファンにとって楽しみな一週間の幕開けとなり、Foo FightersがFacebookで特別公演を行い、GoogleのMusic Oneboxがオープンした(後者については、Jason Kincaidが紹介した)。Oneboxはファンにとって文句なくすばらしいサービスで、LaLaとiLike/MySpaceの協力により、Googleの検索結果から音楽ストリームを聞ことができる。しかし、アーリントンが指摘するように、これはTicketmasterが、みすみすチャンスを逃がして、iLikeを買収できなかった大失態を思い出させることにもなった。

  • 今週のひとりエロチカ:Lacyの中国からのお持ち帰り

    自身の近刊著作のための調査の一環として、本誌幹部編集委員のSara Lacyが中国に滞在し、全く異なる ― しかしどちらも実践的な ― 手法でデジタル時代の幸福を追求する起業家2人に会ってきた。その一人がSong Li、Zhenai.comのファウンダーだ。この会社をMatch.comの中国版パクリであると揶揄するのは簡単だが、Sarahによると、実際にはLiは欧米的オンライン出会いサイトのアイディアを元に、中国ユーザー向けに一から作り上げたのだという。これは必読である。男女それぞれが異性のどこをセクシーだと思うかに関する、妙に正確な統計データや、愛に飢えた独身者たちのための、機会を改善する方法を見るだけでも。そして、秘めたることを人の手を借りずに行う話と言えば、Sarahが次に会ったのは、Brian Sloan。シカゴ出身で、鍋一杯のガイコツとJoJo Babyという人形使いにまつわる不幸な出来事の後、中国に移住した人物だ。中国でついたあだ名が「The Kinky King of Beijing」で、これは彼の発明であるThe Auto Blowによるところもある。Sarahは純情ぶってこの器具が何をするものかを明かさなかったが、回りくどいことははやめよう。これは自動尺八機である。これでもまだこの記事(訳注:ごめんなさい未訳です) ― ちなみに、サプライチェーンの崩壊について実に興味深い指摘がなされているのだが ― を読む気にならないというのなら、もうお手上げだ。

  • 今週のステキな携帯電話:お待ちかねのDroid

    MobileCrunchではGreg Kumparakが、MotoralaのDroid機を手にして興奮していた。自分のiPhone 3GSと一連のテストを戦わせた結果、Gregの結論は ― おっとネタバレはしないが、Droidは間違いなく注目に値する携帯電話だった。しかし、さらに興味深かったのは、初のAndroid 2.0塔載機種として、Googleの驚異の新GPSナビアプリが走ることだった。Google Mapsの使いやすさ ― 自然な英語による検索、常時接続、渋滞情報等 ― を、史上最高の車内GPSツールと組み合わせて、100を掛けたものだと思ってほしい。無料。それがGoogle Mapsナビゲーションだ。発売初日に、ライバルのTomTomやGarminの株価が急降下したのも無理はない。

  • 今週のベストコメント:口をすべらして、会社の足を引っ張る

    動物園に必ずサルがいるように、TechCrunchにはコメント人たちがいる。そろそろみなさんが報われる時が来たようだ。今週私は、アーリントンのデスクを物色して、MySpaceの特製トランプとTechCrunchの限定版Tシャツを見つけたので、お気に入りのコメントをくれた人にプレゼントすることにした。トランプは、Asian Boobsの騒動をa storm in a C cupと称して、今週初の最も明白なジョークを書いた、John Greenに贈ることにした。おめでとう、John。Tシャツは、山ほどの反証があるにもかかわらず頑にOfferpalを擁護した、自ら本物のソーシャルゲーム開発者と名乗る匿名コメント人に差し上げる。賞品は発送済み。Offerpal気付でね。

そして、最後は・・・

  • 今週の「これってニュース?」:ターミネーター知事、カリフォルニア州議会に公文書でF*** Youと宣言

    アーリントンでさえ、このニュースを載せる場所はTechCrunchにはないと認めたが、だからといって素晴らしさにケチがつくものではない。どうやらカリフォルニア州知事殿は、忙しい時間を割いて、州議会議員たちへの書簡にすばらしく俗悪なメッセージを潜ませたようだ。マイクいわく、「私もTechCrunchの記事で同様な偉業が達成できればよいのだが。」

私もだよマイク。私も。

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(翻訳:Nob Takahashi)