iTunes
Apple TV

AppleがHDコンテンツを大量投入。本当に買いたくなる映画もある

次の記事

確定:Adobe、従業員の9%を削減へ

Screen shot 2009-11-10 at 11.13.45 AMAppleは、それまでレンタルしかできなかったHD映画に、3月から購入オプションを追加した。何が問題かって? 絶望的に選択肢が少なかったことだ。8ヵ月経過した今でも、買うことのできるHD映画は数十作品だけで、その大半が『The Midnight Meat Train』といった、HD版の価格が$19.99もすることを別にしても、恐らくみなさんが買いたいとは思わないような映画だった。今日(米国時間11/10)これが変わった。

Appleは、iTunes上で購入できるHD映画の品揃えを強化した。これが意外に良い。ようやく、本当に良い映画が入った。たしかに以前から「カジノ・ロワイヤル」などの逸品もあった。しかし今は、ジェームズ・ボンド9作品すべてのHD版がある(ただし、残念なことにショーン・コネリー主演は2本だけで、「ゴールドフィンガー」は入っていない)。

他にはどんなものがHDになっているのか。「The Rock」、「Top Gun」、「The Six Sense」、「Cloverfield」などのビッグヒット。「The Curious Case of Benjamin Button」、「There Will Be Blook」、「The Queen」、「No Cuoutry For Old Men」などの受賞作品。Pixarの最新秀作「Up」もHD化されている。また、来週HD版が提供開始される「Star Trek」などを予約購入することもできる。

今日Appleが何本のHDコンテンツを追加したのかを正確に知ることは難しい。基本的に、ある映画の、a) HD版が存在するか、b)HD版を購入できるか、を知るためには一つずつクリックして行くしか方法がないからだ。しかし間違いなくかなりの数があり、さらに重要なのは、ようやく〈買うに値するコンテンツ〉が、大量に出てきたことだ。

奇妙なことに、Appleはこの新HD映画シリーズを「MacまたはPC用のHD映画」と歌っている。何か忘れていないだろうか。Apple TVだ。たしかにAppleはこの赤毛の継子のマーケティングには愛を注いでこなかった。このデバイスが、HD映画を見ることができるだけでなく、私が思うに今でもiTunesからHDコンテンツを買う最大の理由であるにも関わらずだ。映画はブルーレイHD画質ではないが、十分きれいだし、iTunesの標準画質のコンテンツと比べると明らかに美しい。

何ヵ月もの間、ジャンクばかりゆっくり集めてきたAppleが、一気にHDの品揃えを増やしたのは喜ばしいことだ。あとは、もっと多くの映画にiTunes Extrasを付けてくれれば、iTunes Storeの映画部門が、兄貴分の音楽部門と共に生きていけるだろう。もちろんDVDの発売と同時に映画をレンタルできるようになればもっと良い。しかし、ハリウッドは、われわれにその種の自由を与えるのを忌み嫌っていることはわかっている。

その一方でもちろん、このHDコンテンツを買うということは、ファイルを保存するためのディスク容量がさらに多く必要になることを意味している。iTunes上のHD映画は、1本で3~5GBになるのが普通だ。今でもAppleには、将来起きるこの問題への解が必要だ。クラウド版のiTunesのような。

Screen shot 2009-11-10 at 11.38.57 AM

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)