年末商戦でオンラインストアをパワーアップ…IBMが総合eコマースソフトをアップグレード, ケータイ対応を強化

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オンライン広告の落ち込み止まる–もっぱら検索広告の好調が貢献

クリスマス商戦も間近とあって、eコマース(a.k.a.電子商業)を動かすアプリケーションの競争も激しくなってきた。たとえばGoogleが最近立ち上げたのはGoogle Commerce Search、これはオンラインの小売りサイトに検索機能を提供するホスティングサービスだ。そして今日(米国時間11/11)は、巨人IBMがWebSphere Commerceの重要なアップグレードを発表した。こちらは、Big Blue〔IBMの愛称(?)〕が提供するeコマースのためのソフトウェアフレームワークだ。

WebSphere Commerceは、オンライン店舗+マーチャンダイジング(店頭商品管理/在庫商品管理)+稼働レポート+ショッピングカート(買い物かご)+検索+支払い+アクセス分析という統合化ソフトウェアで、デベロッパのためのツールもある。SearsVineyard VinesStaplesなどが、eコマースの表舞台から楽屋までのすべてをこのソフトで運用している。

今回の新バージョンでは、Webサイトとルック&フィールが共通したモバイル向けサイトづくりを助ける。別のサイトを作るのではなく、本来のオンラインストアをモバイルからも利用しやすくし、ケータイで十分に閲覧、商品の比較、店の位置を調べる、在庫の有無を調べる、購入手続きを完了する、などなどができるようにする。

店の位置(住所)がなんだ?と思われるかもしれないが、このソフトではオンラインで買った品物を最寄りの店で消費者にお渡しし、関連の帳簿処理などを自動的に正しく行うことができる。それが今回からケータイからでもできるようになる。このほかこのソフトを使う小売りサイトは、ケータイユーザに対するお客様の特性〜タイプ別の売出しキャンペーンやクーポンや各種販促企画の提供を、テキストメッセージやメールを利用して行える。

今後モバイルからのインターネット利用が巨大な規模になるのはとくに中国やインドなので、IBMはこれらの国における高度なeコマースモバイルサイトの構築普及に力を入れる。Big Blueによれば、地球上の、ブロードバントの普及密度がまだ高くない地域では、ケータイが唯一のWebアクセス手段だそうだ。

Websphere Commerceの新バージョンにはこのほか、ソーシャルネットワークを利用して製品のリビューなどを広める機能がついた。たとえば消費者の製品リビューやブログ記事には小売りサイトのリンクを入れて自動的にFacebookなどのソーシャルネットワークに送れる。また消費者は、これから共有化するリビューや格付け情報に写真、ビデオ、オーディオファイルなどを含めることができる。

新バージョンにはさらに、顧客の買い物行動の動向を分析して適切な販促コンテンツなどを送れる、分かりやすく使いやすいマーケティングツールがある。たとえば買い手が特売品を知る前にチェックアウトを済ませたら、ただちにクーポンなどのインセンティブをそのお客のケータイに転送して、買い物の取り消しと再開(やり直し)を促すことができる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))