Appleの横暴に抗議してFacebookのiPhone向けメインデベロッパがプロジェクトを放棄

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“iPhone向けの開発をやめるという私の決断は、何もかもAppleのやり方に原因がある。” – Joe Hewitt

iPhone上で大人気のFacebookアプリケーションを作ってきたJoe Hewittが、そのプロジェクトを去るとTwitter上で発言した:

“そろそろ、違うことをやるべきだ。FacebookのiPhone用アプリケーションは別の技術者にまかせて、今後私は一切タッチしない。”

本誌はHewittから詳細を聞くことができた。彼は、プロジェクトを完全に去る理由はApp Storeの圧政的な承認方針だと言っている:

“iPhone向けの開発をやめるという私の決断は、何もかもAppleのやり方に原因がある。彼らが自分たちのプラットホームを管理する権利は何であれ尊重するが、リビュープロセスの存在は、私の思想として受け入れられない。これがそのほかのソフトウェアプラットホームが見習う先例となったら、ほとんど恐怖である、と私は懸念する。このような門番の存在は、ソフトウェアデベロッパの生命をむしばむのみであり、何の利益もない。

Webは本来、制約のない自由な空間であり、私はこれから、自分のルーツであるWebデベロッパに戻る。今回の決断によって遠い将来に私は、自分がWebをモバイルにとっても最良のプラットホームにするよう貢献し、ソフトウェアをユーザの手に渡すためにデベロッパが第三者の承認を得なければならないような事態に断固抵抗した、と自負できるであろう。”

私もHewittの感じ方に全面的に賛同する。彼ほどの優秀で高名なデベロッパが、このようにApp Storeを足蹴にする光景は爽快でもある。Appleは、製品はすばらしいがApp Storeのやり方はひどすぎる。iPhoneの成功に見習おうとするほかのプラットホームが、同じやり方を今後導入することを想像しただけでも、ぞっとする。

Facebookアプリは一貫してiPhoneのトップ人気のアプリケーションであり、それはほとんどHewitt一人が開発しメンテナンスしてきたものなので、彼がやめることの意義は大きい。Hewittは以前から、App Storeの馬鹿馬鹿しい承認プロセスに強硬に反対してきた。8月のブログ記事では、”リビュープロセスを完全に廃止せよ”と書いている。なお、Hewittは今でもFacebookに在籍しているが、今手がけている次のプロジェクトについてはまだ語れないようだ。

本誌のTalkCrunchに、2007年に行ったHewittへのインタビューがある。当時の彼は、このソーシャルネットワークのiPhone向けWebアプリケーションを立ち上げたばかりだった(iPhoneネイティブアプリは2008年の夏にリリース)。

Hewittは2007年にFacebookがParakeyを買収したときにFacebookへ移った。Parakeyは、彼とBlake Rossが創業した会社である。HewittはFirefoxブラウザの開発にも参加し、また人気の高いFirefoxプラグインFirebug の開発にも関わった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))