TwitterクライアントのSeesmic、Windows版のネイティブアプリケーションを提供開始

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世界中のPCユーザが喜んだのではあるまいか。SeesmicのWindows版にネイティブアプリケーションが登場した。Seesmicの創立者兼CEOのLoic Le Meurがロサンゼルスで行われたマイクロソフトのProfessional Developer Conferenceにて発表を行った。Le MeurによるとSeesmicユーザの80%がWindows環境での利用者であり、Windows向けのネイティブアプリケーションを出すことは非常に大きなインパクトを持つことだとのこと。

Mac版のネイティブTwitterクライアントは、TweetieTwitterficなどがある。しかしWindows版に関してはネイティブアプリケーションの選択肢は少なく、ウェブ版のクライアントを使うか、あるいはデスクトップ版ではTweetDeckかSeesmic Desktopのいずれかを使わざるを得なかった。このデスクトップ版両者はいずれもAdobe Airプラットフォームを利用するもので、メモリやCPUパワーを大いに消費するものであり、ウィンドウの配置も通常のアプリケーションのように自在に行うことができなかった。

Seesmicが今回発表したデスクトップ版クライアントはTwitter専用(Facebookに関する部分は数週間以内に実装される見込みだとのこと)で、リスト機能や複数アカウントへの対応状況はAdobe Air版のクライアントとほぼ同様となっている。ネイティブアプリケーション版は.NET frameworkを用いて構築されている。これにより動作速度が向上し、UI、メモリ消費量の面でも改善が見られる。加えて位置情報を簡単にTwitterに投稿できるロケーションセンサーなどのWindows7モジュールに対応しているのもネイティブ版のメリットだ。

また、従来のAir版のSeesmic Desktopでは標準英語にしか対応していなかったスペルチェック機能を多言語版に改善している。さらにブラウザ風のプラグインアーキテクチャを採用しているのも注目に値する。Twitterを使った発言内容がどのように広がっているのかをチェックするためのTweetmemeプラグインなどを開発することもできるわけだ。Windows上での開発を手がけている人は多く、プラグインやアドオンの開発も盛んになるだろうとSeesmicでは見ている。Le Meur曰く、Adobe Airやウェブ版では不可能ないし困難であったセキュアなプラットフォームとしてのSeesmicを提供することが可能になったとしている。

Windows版TwitterクライアントとしてはSobeesBluなども開発されている。ただ早期実装を明言しているFacebook他のソーシャルメディアとの統合機能などの点で、Seesmicに優位性があると言えるだろう。

ところで最近、Seesmicのメディア露出頻度が高くなっている。これはTwitterがリスト機能や位置情報を公式にサポートするようになったことによるものだ。Seesmicは既存のデスクトップクライアントおよびウェブクライアントでのリスト機能および位置情報機能をアップグレードして、公式機能に対応している。

最後に、正直に言うとSeesmic利用者の80%がPCユーザだという話には驚いた。たぶんシリコンバレー内でもApple利用者の多いところで仕事をしているということなのだろうが、この数値は日ごろの実感からは大いにかけ離れたものだった。ぜひともMac版のネイティブアプリケーションも開発してくれることを期待したい。またTweetieにも頑張って欲しいところだ。

情報開示:筆者自身は無関係だが、Michael ArringtonはSeesmicに出資している。

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(翻訳:Maeda, H)