ドイツではGoogle Analyticsの利用は個人情報の無断収集で有罪–政府は罰金刑を検討中

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ドイツの連邦政府と地方政府のお役人たちが、Google Analyticsの使用を規制しようとしている。Google Analyticsはご存じのようにあの検索巨人の無料サービスで、Webサイトのオーナーや掲出者がビジターの数、所在、検索行為などなどのデータを知ることができる。

今日(米国時間11/24)のZeit Onlineの記事(Googleによるお粗末な英語訳)によれば、国のデータの保護を担当している連邦政府と州政府の複数の高官が、Google Analyticsはドイツの法律に違反していると判断し、このサービスを使って、ビジターの明示的な同意なく、彼らのWebサイト利用パターンに基づく詳細データを集めている企業に対し、罰金刑を科すことを検討している。

しかし、Zeit Onlineの同じ記事によると、ドイツのWebサイト(TLDが.deであるサイト)の掲出者の約13%が現在Google Analyticsを利用しており、その中には複数の大手メディア企業、政党、製薬会社なども含まれている。政府高官たちがとくに憂慮しているのは、このサービスを使って保険会社などのWebサイトに関する情報を集められることである。その情報から、保険加入者のプロフィール情報…関心事、消費パターン、政治的選好、性的選好など…を知り得るのではないかと。

ドイツ政府のプライバシー保護担当部門がGoogle Analyticsに対する懸念を表明したのは、今回が初めてではない。前に政府は、Googleは個人に関して自分が集めている情報の性質を明らかにしておらず、個人を同定できる情報がどれだけ合衆国国内に存在するサーバ上に送られ保存されているかも明らかでないと批判した。ドイツの法律は、その種の情報が国外に出ることを禁じているそうだ。

しかしGoogle GermanyのPer Meyerdierksによれば、EUと合衆国は情報の移動に関する合意事項(Safe Harbour Agreement)*を締結しており、Googleはその範囲内でユーザデータを合衆国国内で処理しているため、とくに問題はない。彼は、ページ上における、データ収集に関するユーザの明示的な許諾はまったく必要ない、ユーザは自分の意思でいつでもクッキーを拒否できる、と主張している。〔*: この合意事項は、当該個人への通知、当該個人の選択権、情報の削除訂正権などが盛り込まれているから、Google Germanyの適法性主張はアヤシイ。〕

この記事の中でドイツの某法律家が、Google Analyticsを使ってビジターの利用パターンを調べているWebサイト一つあたり、罰金の額は最大で5万ユーロ(約75000ドル)ぐらいだろう、と言っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))