Square、サービス開始前から$40Mの価値

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Squareのレシート、実物はこれだ

square-flat-logo27今日(米国時間12/1)本誌でSquare紹介したJim McKelveyと、Twitterを作ったJack Dorseyの2人が設立した新しい支払いサービスだ。われわれはDorseyをインタビューし、Squareを使ってコーヒーも買った。

Squareが大変な競争の結果ベンチャーラウンドを終えたことは知っていた。しかし、そのラウンドの金額と評価額は、最近まで知らなかった。Squareは$40M(4000万ドル)以上という高評価を受け、$10M(1000万ドル)を調達したが、サービスはまだ一般向けにスタートしていない。

Khosla Venturesがこの$10M(1000万ドル)ベンチャーラウンドの大部分を引き受けたことを、複数の筋から聞いた。これは、Gideon Yu(元Facebook CFO)が8月にKhosla Venturesに加わってから初めての出資だ。同ラウンドには他の投資家も参加しており、現在それぞれの人物名と出資額を確認しているところだ。

Squareを巡るこの激しい争奪戦は、ファウンダーが有名人だからというだけではないと、情報筋は言う。これは、「実社会での支払い」という巨大かつ複雑な市場に対する大胆な急襲だ「eBayにとってのPayPalが、実世界にとってのSquareだ」と同社に近い人物は言った。

Visa、Mastercard、American Expressの各社ともSquareが支払いを扱うことを許可している。これが注目に値するのは、PayPalと同じくSquareでは誰でもバーチャル商用アカウントを持つことができ、直接支払いを受けられることだ。商用アカウントを開くのは容易なことではない。通常実存する企業しか持っていないのはそのためだ。しかしSquareでは、誰でもフットボームの試合会場でTシャツを売ることができる。路上販売でもクレジットカードが使える。われわれのイベントのチケットを現場で売ることもできる。未開の広野の可能性は壮大だ。

実はSquareと、最近 Sequoia Capitalから$6.5M(650万ドル)調達したEventbriteには多くの共通点がある。Eventbriteは、学校の演劇や教会の催物、地域のコンサート等のチケットを誰でも販売できるようにした。TicketMasterはこの市場に手を出そうとしたことがない。なぜなら市場のおいしい部分である大口イベントで手一杯だからだ。Squareでも、誰でも携帯電話と安価な付属デバイスを使って、実物のクレジットカードによる支払いを受けられる。

Eventbriteはすでに、年間$100M(1億ドル)のチケット販売を扱っている。Squareがその規模の支払いを処理するようになるのも遠くはないだろう。

これならあの評価額もうなずける。Squareは大成功するか、廃業することになるかのどちらかだろう。これだけの高評価を会社に与えても、最終的なROI(投資収益率)にはどちらの意味でも大して影響しない。ラウンドの最後に加わろうと必死になる人が多勢いると言う噂の理由は恐らくそれだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi)