CrunchPadの知財強奪事件いよいよ法廷へ

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今週は、CrunchPadの前パートナーにとって忙しい週だったようだ。同社は会社のブログを削除し、わざわざPR会社を雇って来週月曜日の朝のイベントを企画し、“こっちの言い分も聞け”と世間に訴えるらしい。

本誌からの電話やメールにはいっさい応答しない。でも新聞などに話しているところによると、同社の中心的な主張は主に2つだ。まず、今回のことは突然のサプライズではなく、Fusion Garage側の提携解消の意向を本誌は事前に知っていた。第二に、本誌TechCrunchはCrunchPadの開発に何ら関与も貢献もしていないから、本誌には何の権利もない。

以上の2つは、いずれも真っ赤な嘘だ。そのことがいちばんよく分かるのが、Fusion Garageからのメールだ。

しかしここで詳しい話を蒸し返したくないのは、それほどおもしろい話ではないからだ。ここでは、いくつかの点だけを強調しておきたい。そしてこの記事には、うちの法律事務所がFusion GarageとODMメーカーのPegatronに送った書簡を埋め込んだ。これらの書簡には、事の細部が大量に書かれている。

ごく単純に言って、TechCrunchがCrunchPadの全知財の共同所有者ではない、CrunchPadという商標の明らかなオーナーでもない、という議論はそもそも成り立たない。Fusion GarageのCEOは今年6か月近く、シリコンバレーと本誌のオフィスで仕事をした。Fusion Garageのチームのほとんど全員がこの3か月、ここでうちのチームと一緒にプロジェクトに取り組んだ。そしてうちのチームの主要メンバーは、このデバイスのハードウェアとソフトウェアのために、直接シンガポールへ出向いて何日も仕事をした。Fusion Garageのメールと、削除される前のブログ*は、このことを認めている。本誌は、このデバイスの製作のために相当額を費やし、Fusion Garageに払えなかった支払いをすべて立て替えた。〔*: このURLには、FG社のブログ記事の一部のコピーが画像として提供されている(この記事の原文のコメントより)。〕

しかし何にもまして異様なのは、Fusion Garageの、本誌との提携解消の意思を、デバイスの立ち上げのわずか2日前に本誌が知っていた、という彼らの主張だ。11月17日までは、Fusion Garageが、CrunchPadの製作における、われわれの信頼できる盟友であると誰もが信じられる条件が揃っていた。すべてが順調であるというメールを、毎日のようにもらっていた。しかFusion Garageは11月18日に、提携から下りるというニュースが“青天の霹靂”であるとわれわれに対し認めた。同社の主張が今後変わった場合には、それをこのメールと比較してほしい〔最初の行に“青天の霹靂(out of the blue)”がある。差出人はFGのCEOだが、中でheとかthemと言っているのはたぶん投資家/FG買収側の人たち。〕:

今後この会社にこのプロジェクトをゆだねることは、どう考えてもできない相談だ。彼らの不正行為の形や大きさを、今やっとぼくにも把握できる。彼らの厚かましさは、唖然とするほどすごい。彼らが立ち上げ直前のぎりぎりまで本誌とつきあっていたのは、メディアの関心を引くためと、われわれ側の開発資源–とくに人的資源–とキャッシュにアクセスするためだ。

以下の2通の書簡は、本誌の弁護士たちがFusion GaragePegatronに送ったものだ。分かってきたのは、後者は8月にFusion Garageと手を切ったにもかかわらず、Fusion Garageはそのことをわれわれに言わず、協働しているふりをしていたのだ。この訴訟に関する続報は、ブログCrunchNotesにアップデートしていきたい。


ChengLtr


2009-12-04 Letter to Rathakrishnan

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))